それは第二次世界大戦後、トマトが不足していた時代。アメリカに憧れたあるフィリピン女性が代用としてバナナで「ケチャップ」をつくったところ、大流行。現在もなおたくさんの人に愛され、「マイ・バナナケチャップ」を持ち歩く人もいるのだとか。
チリや黒コショウなども含まれるバナナケチャップは、ディップとしても使えるだけでなく、また魚や肉にも合うそうですよ。
スパイシー・バナナケチャップのつくり方
<材料>
・キャノーラ油かピーナツ油(普通のサラダ油で代用可)...小さじ2杯
・玉ねぎ...小(ザク切り)
・ニンニク...2粒(みじん切り)
・チリ...お好みで2〜5本、みじん切り
・トマトペースト...大さじ1
・熟れたバナナ...2本(甘いほうがコクがでる。つぶしておく)
・リンゴ酢...120ml
・水...60ml
・ブラウンシュガー...大さじ2
・黒コショウ...小さじ1/2
・にんにくすりつぶし...小さじ1/8
・塩...小さじ1/8
・醤油...小さじ1
・ベイリーフ...1枚
<つくり方>
1.フライパンにオイルをひき、玉ねぎ・ニンニクを入れて炒める。その後チリを加えてさらに火を通し、トマトペーストを加えてよく混ぜる。
2.マッシュしたバナナを加え、さらによく混ぜる。よく混ざったら、酢・水・砂糖・コショウ・ニンニク・塩・醤油・ベイリーフを加え、煮たたせる。
3.沸騰したら弱火にし、20〜30分間弱火で煮こみ、ケチャップと同じぐらいモッタリするまで煮詰める。
4.フードプロセッサーでピュレー状になるまでブレンド。味を見てモッタリしすぎなら水を少々加え、酸っぱすぎたら砂糖を入れる。
5.ジャーに入れ、フタをする。冷蔵庫にて3週間近くもつ。
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