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アメリカからやってきた「セックス同意書」、必要ですか?

2015/10/06 23:00 投稿

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長いこと世界中で議論されている、「性の対象」としての女性と、私たちの権利。訴訟社会アメリカで考えだされ、ドイツにもやってきつつある「セックス同意書(英語ではconsensual sexual agreement)」の必要性について現在、至るところで話し合われていることをご存じですか

真剣に「性」について向き合う

ジュートの生地でできた「セックス契約キット」と呼ばれる袋が、アメリカのキャンパス内に配布され、ドイツでも話題となっています。これを通常手にいれるとなると2ドルほどで購入できることから、できるだけこのようなものが広がり、女性が自分の身を守ることにつながることを期待されています。袋の中には同意書とペン、ブレスケア・ミントとコンドームが入っており、同意書の説明書に従い、記入を進めていきます。まず同意書を手にした二人のツーショット写真をパチリ。そして同意書に2人のサインをするというプロセスを行います。

この「セックス同意書」運動の中心人物、アリソン・ベルケ氏は言います。

「コンドームをキットに入れることで、女性は自分の身を守ることを考えるでしょう。そして契約書を目の前にすれば、誰かとベッドインすることをしばし考え直すかもしれないと思ったのです。」

[「Sexual consent contracts' are now a thing. Would you sign? 」より引用]

問題が深刻化するアメリカ

この同意書の背景には、深刻化するアメリカのレイプ事情がありますアメリカ大学協会は、女子学生の4人に1人が卒業までにレイプされた経験を持つという驚くべき調査結果(ハーバード含む27の有名大学、対象者15万人)を報告。オバマ政権もこの問題について、キャンパスに警官を増やすなどの措置をとっています。

新しい出会いの席やパーティーなどで、雰囲気やお酒の勢いに酔った「それ目的」の女性ももちろん、中にはいます。しかし中には飲み物の中にドラッグを入れて女性を犯す卑劣な輩もいることから、一概に軽はずみな行動をとる女性本人が悪いのだと言い切れないところが問題です。そして男性側もあらぬ疑いをかけられないために、契約書をきちんとかわすことの大切さが広く見直されてきています

このセックス同意書は両者の権利を守るもの。決して大げさなものではありません。日本でもいつか、採用されることがあるのでしょうか?

The Telegraph

image via Shutterstock

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