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記憶はフィクション。過去にしばられない生きかた

2015/10/01 08:00 投稿

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うまくいかないことがあったりして、前向きに考えられないときに、「自分がこうなったのは親が悪い」、「友人の言葉がトラウマになったせいで生き方が変えられてしまった」などと過去のネガティブな記憶にこだわってしまうことがよくあります。でも、過去に縛られるのは無意味、なぜなら記憶は自分の創作物だから、という話がメンタルコーチ、ワタナベ薫さんの著書『人生が思い通りになる「シンプル生活」』(マガジンハウス)のなかにありました。

記憶は自分に都合よく作られる

何かが起きた時に、なぜそうなったんだろうか、と原因を過去に探すことはやめましょう、というのがワタナベさん流の考え方。過去の縛りから自分を解放して、未来を考えたほうがいいと提案しています。過去にこだわらなくていい理由として挙げているのが「記憶は妄想」だからだというのです。

私たちが情報を記憶するとき、脳内で何をやっているかというと、自分のフィルターを通して見たいものだけ、取り入れたいところだけ取り入れているのに加え、その入ってくる情報を自分の都合のいいように、受け取りたいように歪曲しています。(中略)さらに、事実を適当に、自分風に省略もしています。なぜなら、全部の情報を取り入れるのは無理ですし、人は自分の理解したいようにしか理解しないものだからです。

(『人生が思い通りになる「シンプル生活」』よりp48より引用)

つまり記憶は真実とは限らないということ。自分がそうだと思っていた記憶と、相手の記憶にずれがある、というのはよくあることだそう。

そう聞くと、過去の不幸な記憶にとらわれるよりは、これからのことを考えたほうがよさそうな気がします。脳に過去の記憶を創作するチカラがあるのなら、未来のイメージを創ったほうが生産的かもしれません。

ワタナベさんも未来については、「具体的にイメージすることが大切」と書いています。脳は具体的にイメージしたものに近づきたがるのだとか。

未来に続く道を「こうなる!」と設定すれば、そこに向かう行動が自然とできるようになる。だとしたら、過去のネガティブなイメージは脳から一掃して、未来の明るいイメージで満たしたいですね。

[人生が思い通りになる「シンプル生活」]

image via Shutterstock

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