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ダブルで楽しむ中秋の名月とスーパームーン

2015/09/11 00:00 投稿

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2015年の中秋の名月は9月27日(日)。しかも、翌日9月28日(月)の正午まえにはスーパームーンになるので、いつも以上にスペシャルなお月見が楽しめそうです。その季節にあわせて、昔からさまざまな呼び方がある月、じつは月齢ごとにも名前があるのです。

月を待つ人の様子がうかがえる名前たち

そこで意外と知られていない月齢の名前を「大切にしたい、にっぽんの暮らし」(さとうひろみ著、サンクチュアリ出版)よりご紹介します。

月齢0 新月・朔
月と太陽が同じ方向になり、まったく見えない

月齢1 繊月・二日月
糸のように細く、ほとんど見えない

月齢2 三日月・眉月・若月
その形から弓や剣などに例えられる

月齢6 上弦の月・半月・弓張月
満月になる過程での半月。月が沈む時、弓の弦が上を向いているように見える

月齢12 十三夜月・栗名月・後の月 満月の月に美しいとされる

月齢13 小望月・十四日月・待宵の月 満月前夜の月

月齢14 満月・十五夜・望月 最も真円に近い月

月齢15 十六夜・有明の月 「いざよい」は「ためらい」の意。月の出が十五夜より1時間ほど遅いため

月齢16立待月 日没後、立って待つ間に月が出てくるという意味

月齢17 居待月 月の出まで立って待つには長すぎるので座って待つの意

月齢18 寝待月・臥待月 なかなか月が出ないので横になって待つ

月齢19 更待月 夜が更けてから月が出てくる

月齢22 下弦の月・半月・弓張月 月が欠けていく過程での半月。月が沈む時、弓の弦が下を向いているようにみえる

月齢29 三十日月・晦 月が姿を見せないという意味の「月ごもり」が転じて「つごもり」に

(『大切にしたい、にっぽんの暮らし』P218~219より引用)

昔の日本は「待ちの文化」と言われていたとか。月を待つ様子が月齢の名前にあらわれているようです。おもしろいのは、月齢16では月を立って待てるのに、翌日の月齢17では立っていられない、さらに翌日になるともう横になって待つという描写。横になって待つ月齢18の月の日ですが、たとえば今年の9月2日、東京では月の出は20時30分頃でした。現代では横になるにはちょっと早い気もします。

今年はスーパームーンお月見を

旧暦の8月15日(現在の新暦9月15日)前後に訪れる満月を、十五夜(中秋の名月)と呼びます。この頃にちょうど秋のまん中と考えられていたのですね。月の周期によってはかならずしも満月が十五夜にならないのですが、今年のように前日であっても「もうすぐ満月」という気持ちで祝えば気分も盛り上がりそうです。

月に見立てた団子と魔よけのススキ、そこに豊作を願う里芋がそろえばお月見の完成です。そして眺めるのは1年で一番美しいとされる中秋の名月。翌日には今年最大となるスーパームーンへと変化し、そこに大きさと明るさがプラスされます。つまり今年の中秋の名月はスペシャルなお月見ができるのです。

月の大きさでいうと月の出の直後が一番大きくて、周囲が暗い時間帯が一番明るくなると言われています。満月になるのは、9月28日11時51分頃なので、残念ながら満月の瞬間は昼間になってしまいますが、日没後の18時30分頃にはスーパームーンを楽しめるのではないでしょうか。2日目連続のお月見というのも見ごたえがありそうです。

[中秋の名月,大切にしたい、にっぽんの暮らし]

imagevia Shutterstock

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