そこにタオル、シーツ、ピローケースなども入れば、朝は洗濯機を4回ないし5回ほど回すことになる。
洗濯機の容量が人数に対して小さいのが難で、とはいえ大きい機種に買い換えるのは壊れてからのような気もする。機械には申し訳ないけど、そのようにかなり酷使している。
朝起きて、雨降りだと内心ほっとする。たとえ1日分の洗濯物が溜まることになっても、そこに割り当てていた時間がぽっかり空白になるのは、ちょっとだけうれしい。
いまの時期、子どもたちは日に3度は川に飛び込む。そのたびにびしょびしょの服がずっしり重くかごを占領する。「水着に着替えて入りなさい!」とお願いしても、なかなか聞き入れてもらえないけれど、わざわざ窮屈な水着に着替えることなく、着の身着のまま水に入りたい気持ちもよーくわかるので、いまいち強く言えない。
ズボンとTシャツが2人分。それぞれが3回川に入るから、12枚の服が濡れる計算だ。そして赤ん坊の布オムツが1日あたり20枚くらい。
シーツの洗濯の回数を減らすため、ベッドの隅に赤ん坊スペースを作っているのだが、折りたたんだビニールシートを大きめのタオルで包んでシーツの上に置き、簡易的な防水マットを作る。こうすれば、オムツカバーからはみだしたオムツがシーツを濡らしてしまうのを防げる。いわばオムツの堤防だ。
ただ最近は、赤ん坊もころりんころりんとシーツの上を徘徊して、「え?こんなところで寝ていたの?」という場所にいることもあって、そろそろ次の作戦を練らなくては、と思っている。(目下の目標は、オムツなし育児!)
そして汗っかきの夫も日に数枚着替えるけれど、最近の彼の流行りはやや小さめのTシャツらしく、一時のXLサイズのTシャツに比べれば、面積が少ないぶん乾きやすく、主婦としてはいささか楽である。
さて、洗濯に使う洗剤は自家製乳酸菌と重曹を併用していたが、どうにも匂いが気になってオムツだけは「アイハーブ」で買った液状の洗剤を使っている。「ミセスメイヤーズクリーンデイ」の「multi surface」。香りはゼラニウム。
このソープは洗濯だけでなく、用途を問わずなんでもOK。わたしはそういう万能タイプにそそられる。たとえば旅行に行くとき、これがあればシャンプーやボディソープ、洗剤など小分けにしなくて済むし、「シャンプーだと思ったら洗剤だった!」とか間違えることがない。
ようやく乾いた洗濯物をソファーの上でたたむ時間は、日々の暮らしのなかで上位に入るくらい好き。わたしはO型だけど、洗濯物のたたみ方だけは細かく、角がピッと合わさっていないと気になって仕方がない。手アイロンでピッピとたたんでいると、こころの軸が整うような気がする。
そして洗濯物干場は南向きに限る。東から昇ったお日さまが、ぐーんと西に動くまで、ずっとそこには日が当たる。できれば干場も4畳半くらいあって、アクリルの透明トタンの屋根がついていたらなおよし。
気がつけば、家のいちばん気持ちのいい場所が干場であり、そこで日光浴(乾燥)した服は、また気持ちのいいものなのだ。