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「友であることが誇らしい」そんな女性であるために

2015/08/29 00:00 投稿

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ニューズウィーク日本版の「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれたこともある美術家・篠田 桃紅さんは著書『一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』(幻冬舎)のなかでこう書いています。

志ある友は、友であることが誇らしい気持ちになる。

(『一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』P138より)

そして「よき友は、自分のなかで生きている」とも。そんな友がほしいと思うし、そんな友だと思われるような女性でありたいとも思います。

やらなければいけないことが、世界を変える

友だちが誇りに感じてくれるような、そんな志を持ち充実した人生をおくるにはどうしたらよいのでしょう。

たとえばその人の生き方が如実に表れる仕事への取り組み方について。『星の王子さま』の作者として知られるサン=テグジュペリの名言集『サン=テグジュペリ 星の言葉』(大和書房)にはこう書かれていました。

仕事だからやらなければいけないこと。それが、世界を変え、充実させる。

(『サン=テグジュペリ 星の言葉』P157より)

「仕事だし仕方がない」などと愚痴をこぼしたくなったら、思い出したい一文です。

できる仕事があって、役割がある幸せ

またこんな言葉もありました。

ぼくたちは、たとえどんな小さなものであろうと 自分の役割を自覚した時だけ 幸せになれる

(『サン=テグジュペリ 星の言葉』P19より)

もしかするとその「大きい」「小さい」も自分だけの尺度なのかもしれません。

サン=テグジュペリが言うには、農夫は手にしているランプが自分たちのテーブルを照らすだけだと思っているかもしれないけど、じつは80キロ先までその灯りの呼びかけは届いているのだと言っています。仕事で夜間飛行をしていたサン=テグジュペリならではの発想です。絶望的とも言える暗闇のなかで、ほんのり光る農家の灯りにどれほど癒されたことでしょうか。

この農夫のランプのように、ささやかなものに感じていても、それが誰かに影響を与えているのかもしれない。そう思うと、たとえ小さく思える仕事であっても、できる仕事があって役割があり、それが世界を変えているのだと自覚することで、充実し、友も誇れる凛とした女性になれるのではないでしょうか。

imagevia Shutterstock

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