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星、天体、銀河。息をのむ、真夏の宇宙への旅

2015/08/25 23:00 投稿

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オーストリア人のセバスチャン・フォルトマーの撮る作品がとっても素敵です。それがこちら。どこかの理科の教科書で昔、目にしたようなとっても不思議な宇宙の姿や神秘的なその存在に心惹かれてゆきます。

銀河は芸術そのもの

天体写真家(アストロ・フォトグラファー)と呼ばれる彼の作品は、銀河系やオーロラなど、普段私たちのカメラでは到底撮ることのできない、遥か彼方の向こうに存在するもの。神秘的で独特な光を放ち、だからこそ影が魅力となって活きてくる。そのコントラストや色、存在感は芸術そのもので、こんな美しい存在が宙(そら)のどこかに存在しているのかと思うと、ただ単純にすごい!と思わせてくれます。

たとえば5200光年も離れた三裂星雲(Trifid Nebula)が赤くて強烈な放射ガスを吹き飛ばす様子や、キレイなリングもよく見えた大きな土星。はっとするような太陽コロナも、こんな風に今まで見たことがありませんでした。

非常に細かくシャッター(6分の1秒)を切ることで可能にした月の満ち欠けが、連続写真として空を移動し昇っていく様や、北極圏のオーロラが8秒間の間に緑の光を夜空めいっぱいにワッと解き放つ光景など、見ているだけでワクワクするような世界に引き込まれてしまいます。

子どもの頃からの夢を職業に

12歳のときにテレスコープ(天体望遠鏡)を両親からプレゼントしてもらい、ずっと宇宙の虜になってしまった彼。それからというもの、寝ても覚めても頭にあるのは宇宙のことばかりだったといいます。

ある日レンズを覗き、木星近くを小惑星がグーンと通りかかる際に、土星にぶつかる様子を目撃。そのぶつかった際にできたヘコみ跡を見つけたときから、さらに情熱は加熱。17歳にして初めて宇宙に関する自身の処女映画を公開するなど意欲的に活動を続けており、国内だけでなくセミナーも数多く行うなどし、国際的な賞の数々を受賞してきました。

現在では目が見えない、耳が聞こえない人が芸術を楽しむためのプロジェクトを行う、クラウド・ファンディングを行うなど、社会的貢献を忘れない彼。これからも多くの人が彼の世界へと興味を抱くのはもちろんのこと、さまざまな新しい発見にきっと貢献していくであろう人物となることに間違いありません。

image via Shutterstock

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