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今晩がラストチャンス! 「ペルセウス座流星群」観測の3つのポイント

2015/08/13 08:30 投稿

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13日15時30分ごろに活動がピークを迎える「ペルセウス座流星群」。昨日は見えなかった......という人も、今年は今日がラストチャンス! 月明かりがなく、好条件と言われる今晩。晴れることを祈りつつ、改めて観測のポイントを、六本木ヒルズで開催された「ペルセウス座流星群解説セミナー」で伺ってきました。

Point1.観測にベストな時間帯は「未明から明け方」にかけて

流星群は夜空のある一点から放射状に流れるのですが、この点を「放射点」と言うそう。ちなみに流星群の名前は、この放射点のそばにある星座や、恒星の名称をつけて呼ばれるそうで、「ペルセウス座流星群」はペルセウス座のあたりに放射点があるため、そう呼ばれるのだとか。

今回、セミナーで見どころを解説してくださった、天文学専門家であり、星ソムリエの泉水朋寛さんによると

「この放射点が空高く昇るほど、流れ星の数が増えます。つまり、明け方にかけてのほうが、流れ星を見つけられる可能性も高まる

とのこと。また、21時ごろだと放射点がまだ地平線近くの低い位置にあるので、高度が高くなる未明から空を見上げたほうが、流れ星が見つけやすいかもしれません。

Point2.目に入る光は「星」だけに

街などの明かりが少ないところでは、1時間に30~50個ほどの流れ星が見られると予測されているペルセウス座流星群。しかし、やや明るい郊外だと10個程度、明るい市街地では数個ほどにまで数が減ってしまうそう。

流れ星を見るためには、なるべく暗い場所で光を遮断するのがポイントです。

とにかく目のなかに星以外の光を入れないことがコツです。なるべく暗い場所に行き、街灯などがある場合は、帽子や傘などで光を遮ること。またスマホなどを見ていると、目がくらんで星が探しにくくなるので、スマホも見ないようにすることをおすすめします」(泉水さん)

Point3.「東の空」と「西の空」の見え方の違い

また、流れ星は夜空のどちらを向いていても見えますが、見る方角によって、それぞれの楽しみがあるのだとか。

「放射点のある北東から見ると、下から上に飛んでいく流れ星が見られるのがおもしろいところですね。一方、反対の西側には、夏の大三角形が出ています。もしかしたら、三角形のなかを流れる星が見られるかもしれません」(泉水さん)

▼北東から見た場合のシミュレーション動画

▼南東から見た場合のシミュレーション動画

普通、流星群の流れ星は、見えても1時間に10個からそれ未満。だからこそペルセウス座流星群は、1年のなかで観測できる流星群のなかでも、最も見応えがありオススメだとか。あとは晴れることを祈りつつ、願い事をしっかり考えておきたいと思います。

また六本木ヒルズでは、一年を通して誰でも参加できる天文イベントを行っているそう。旧暦の七夕にあたる8月20日(木)には「伝統的七夕特別星空観察会」を開催予定。申し込み不要で参加できるので、今回のペルセウス座流星群をきっかけに、星への興味をさらに深めてみては。

六本木天文クラブ

image via Shutterstock

(マイロハス編集部)

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