そんなとき私たちはやみくもに、もっと働かなきゃ、もっと節約しなきゃ、と考えてしまうもの。でも、それに異を唱えるのが、ファイナンシャルプランナーの大竹のり子さんです。
お金を扱うのには正しい知識が必要著書『女性のためのお金と正しくつきあう7つの授業』(大竹のり子著/宝島社)によると、車の運転とお金の扱い方は、実はよく似ているのだとか。というのも、扱う人次第で便利ツールとなったり凶器になったりするからです。確かに、世の中を騒がす事件の根底にお金のトラブルが潜んでいることを考えると、納得させられますよね。
車に乗るために免許をとるように、お金を扱うためにも知識が必要と大竹さん。お金に対する考え方、貯め方、使い方、稼ぎ方、増やし方、管理の仕方、与え方の7つ(お金の教養)をバランスよく学ぶことで、お金をツールとして使いこなすことができるスキルを身につけることができます。
あなたは大丈夫? お金の生活習慣病チェックちなみに、7つのバランスが悪い状態を「お金の生活習慣病」と呼んでいるのだそう。チェックリストをご紹介しましょう。
「お金の生活習慣病」チェックリスト
・コンビニやスーパーでつい余計なものを買ってしまう
・安いときにまとめて買っておく主義
・ストレス解消を言い訳に、衝動買いや飲み会がやめられない
・自分の貯金額、カード決済日、次の支払金額などを把握していない
・セールしていたら買わないとソン! と思ってしまう
・会社の行き帰りなどに必ず立ち寄る店がある
・「すぐに返すから少しぐらいのキャッシングなら大丈夫」と思ってしまう
・宝くじを買う
(『女性のためのお金と正しくつきあう7つの授業』P25より引用)
上記に当てはまるものが多いほど、お金の生活習慣病にかかっている可能性が高いのだとか。
お金の教養がどんなものか、気になる人は、大竹さんが代表をつとめるエフピーウーマンのサイトや大竹さんの著書もチェックしてはいかがでしょう。
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