去る8月1日の夜、NYCの象徴でもあるエンパイア・ステート・ビルディングに、巨大なプロジェクションマッピングで動物たちの姿が映し出されました。

主役となったのは絶滅危惧種の生き物たち。ビルの約40階分がスクリーンとなり、マンタやトラ、カメレオンなど、多様な生き物がNYCの空を彩りました。

Projecting Change: Empire State Building from Obscura Digital on Vimeo.

「Projecting Change」と題されたこの企画は、ディスカバリー・チャンネルとのコラボレーションで、絶滅危惧種の生き物たちの問題に焦点を当てて制作されたもの。

クジラのジャンプ、ヒョウの輝く瞳......。地球上の生き物の美しさがつまった映像には、途中、キングコンングがビルを登ったりなど、エンターテインメントの要素も盛り込まれていました。

また、先日心ないアメリカ人ハンターによって殺された、ジンバブエのライオン「セシル」の姿も登場。

馴染みのある生き物たちの姿が映るたび、「この動物も絶滅の危機に瀕しているのだ」という事実に、はっとさせられます。

彼らの美しい姿が、映像だけでしか見ることができないような未来は、誰も望んでいないはず。この地球はたくさんの生命が溢れていて、けして人間だけが主役なわけではないということを、映像を通じてあらためて感じました。

ショーの全容はこちらの動画で見ることができます。

OBSCURA

RSS情報:http://www.mylohas.net/2015/08/048264projecting_change.html