猛暑から一転、夜になると肌寒くなる季節になりました。

ということは、手足が冷たい、お風呂に入ってもすぐ冷えてしまうなど、今年も「冷え症」に悩む時期がすぐそこに。

冷え症は手足が冷たく感じるので自覚できますが、じつは脳や内臓でも同じことが起きているのです。脳や内臓が冷えるのは、全身に栄養や酵素が届いていない状態。また、新陳代謝を妨げ、老廃物の排出を滞らせるなど、美肌を遠ざけてしまうことにもなります。そう、冷え症は美容の大敵なのです!


この「冷え症」を緩和するためには、入浴習慣が大切といわれています。なぜなら、入浴後に体温はおよそ2度も上がるからです。

入浴で冷え症を解消できる理由は2つあります。まず1つ目は水圧効果。お風呂につかると全身に水圧がかかるので呼吸の回数が増え、心肺機能が高まることにより血流が促進されます。ちなみに、全身に水圧をかけるためには、半身浴より全身浴がおすすめです。

2つ目は、皆さんも感じているはずの温熱効果。お風呂で温められた血液が全身を巡ることで体が温まるため、浸かっているいる時間は長い方がよいとされます。血液は約50秒で全身を1周するので、5分だと5周、15分だと15周。ということで、温浴効果で冷え症を解消するためには長くお風呂につかるのが効果的。理想的な水温は、夏は39度、冬は40度の「ややぬるめ」の温度だそうです。

さらに効果的な入浴方法は、入浴剤を使うこと。特に末梢の血管を広げて血流を促進する炭酸ガス系のもの、保温効果が高く温泉成分でもある硫酸ナトリウム入りのものがよいでしょう。

おすすめは、天然ゆずのホッと落ち着く香りでポカポカと体を温めてくれる「バスクリン-ゆずの香り」、ロンドンオリンピック金メダリストの吉田沙保里選手が愛用していた「きき湯FINE HEAT」(「きき湯」の約3倍の炭酸ガス量)など。

毎日の入浴で体温を2度アップさせて、今年こそ冷え症と決別したいですね。

text by下野真緒(Mao FRANKIEWICZ SHIMONO)
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南仏在住ジャーナリスト/エディター。東京都出身。慶応義塾大学法学部政治学科卒。女性ファッション誌編集部を経てフリーランスエディターに。パリ・南仏へ留学後、フランス南西部に移住。パリ発webmagazine・chocolatmagにて連載コラム「南仏新婚journal」、GLAM/GLAM MOMSサイトで「南フランスのいい予感。」、ELLE mamanなどにて執筆中。フランス人のライフスタイルほか、社会問題、時事ネタにも関心深い。


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