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卵かけごはんにも相性抜群。醤油に変わる、江戸の調味料「煎り酒」

2015/07/24 12:30 投稿

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「煎り酒(いりざけ)」とは、お酒ではなくて、日本酒にかつお節と梅干しを入れて煮詰めた、日本古来の液体調味料のこと。室町時代に考えられたといわれ、江戸時代中期以降、醤油が普及して廃れてしまっていたそうですが、素材の味を活かす上品な風合いが、いま、見直されています。

手作りにこだわり、江戸の「煎り酒」を再現

なかでも、島根県益田の丸新醤油が再現した「煎り酒」は、小麦、大豆、梅干しまで、原料となる素材をすべて、自社の畑で無農薬で生産するこだわりよう。原材料から自家栽培している醤油蔵はこちらだけとのことで、梅干しも天日で干しているそうです。

また、「煎り酒」はとてもシンプルな材料で簡単にできるので、自分で作ってみることもオおすすめです。

煎り酒の作り方

【材料】

・日本酒...1合(180ml)
・大きめの梅干し...1個

【作り方】

1.日本酒に梅干を入れて軽くほぐし、半量になるまで弱火で煮詰める。

2.ふきんや茶漉しで漉し、冷蔵庫で1~2日置いて味をなじませて完成。

3.これに、昆布や鰹節でとった出汁を加えたり、みりんや塩を加えるなど、お好みの材料を加え、自由にアレンジ。

煎り酒は、白身の魚やイカ、貝類など、淡泊な素材ととても相性が良く、おいしさを引き出します。また、卵かけごはんや、冷や奴とも相性抜群! ダシの香りと梅の風味がきいた優しくまろやかでさわやかな味わいは、夏の食卓にぴったりですよ。

[丸新醤油]

photo by Thinkstock/Getty Images

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