座間味島は沖縄の慶良間諸島にある小さな離島です。以前、お隣の阿嘉島に雑誌の撮影で訪れたことがあるのですが、その時あまりの海の透明度に感動して、そのままひとり島に残ってダイビングのライセンスまで取ってしまったことがありました。それ以来、阿嘉島と座間味島が大好きになってもう何度も訪れています。今回は、NYに引っ越してから初めてだったので約3年振りでしたが、島は相変わらず素朴で美しく、島の方々もとても優しくてまるで時間が逆戻りしたかのように感じました。
お話を聞くと、昨年国立公園に指定されたそうです。日本にいた頃は、こんなに綺麗な島が近くにある事をあたり前のように思っていたけれど、実はとても特別で貴重なことなんだなぁと思うようになりました。ゴーグルでちょっと潜るだけでカクレクマノミの親子に出会えたり、足が付く程の浅い場所でも体長1メートル程の亀に遭遇するのですから驚きです。そして島は全くリゾート化されていなくて、素朴な自然が残ったままです。娘は今回、初めてシュノーケリングに挑戦し、ボートで沖まで連れて行ってもらい、色とりどりの珊瑚や魚達を見て夢中になっていました。そして島の子供達とも仲良しになって、毎日一緒に花火をしたりして過ごしました。
予定していたよりも半分ほどの短い滞在になってしまいましたが、それでも思い出いっぱいの素敵な時間を過ごすことが出来ました。また来年の夏に行けますように! と願いながら、帰りのフェリーから小さくなる島を見送ったのでした。