それは厚生労働省認定ヘルスケア・トレーナーである加藤俊朗先生が『呼吸の本』(サンガ刊)のなかで教えてくれた、こんな方法です。
ここ一番というときは集中力を高めリラックスする必要があります。呼吸をしてください。
仕事中や、勉強中、机に座った状態で、下っ腹を意識して、腹で吐くんです。効きますよ。重要な会議のときなんかは状況の改善がはかれます。
(『呼吸の本』P26より引用)
これは食後一時間以外ならいつでもどこでもOKなのだそう。だからできるところで、できる長さで意識的におこなうとよい習慣にできます。
悲しかったり心配事があると浅くなり、怒ったりイライラすると荒くなるといったように、こころの状態が手に取るようにつたわる呼吸。それなら逆に呼吸のしかたを変えることで感情をコントロールできるのかもしれません。集中力がほしいときだけでなく、呼吸が荒いときは気持ちが高ぶっているのだから、逆にゆっくり深く吐いてみるなど。
息は自らの心と書きます。息をコントロールすることで心もコントロールできるような、そんな大人の女性になりたいと思います。
[呼吸の本]
young-woman via Shutterstock