最近の研究によると、たとえジャンクフードが目の前にあったとしても、短時間の散歩で食べたいという欲求を抑えられることがわかりました。
『PLOS ONE』誌に掲載された、オーストリアのインスブルック大学のLarissa Ledochowski氏と、イギリスのプリマス大学のAdrian H. Taylor氏らの研究では、短時間の簡単な運動でチョコバーに手を伸ばす頻度が劇的に減ることがわかっています。
同研究では、肥満体型と診断された被験者が、糖分の多いスナック菓子を3日間我慢した後で、ストレスを感じるさせる実験に取り組みました。被験者の半数は、実験を始める前に、軽く15分間の散歩をしました。残りの半数は何もしませんでした。その後、両方のグループに、開封した甘いスナック菓子を渡して、それを食べたい誘惑に耐えさせました。
LedochowskiとTaylorらの研究結果によると、 事前に散歩した人たちはジャンクフードに手を出す可能性が非常に少なくなることが明らかになりました。もしストレスによって甘いお菓子が無性に欲しくなったら、散歩をするとよいかもしれません。お菓子への執着がなくなったり、ストレスの緩和や予防にもなります。それに、いずれにしても散歩はからだによいものですから。
Patrick Allan(原文/訳:コニャック)
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