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染めるだけじゃない、ハーブとしても注目の「藍」

2015/07/09 12:30 投稿

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インディゴハーブティーフジ 2,936円(税込)

『藍』と聞いて思い浮かべるのは染物やジーンズといったところでしょうか。最近ではサッカー日本代表のサムライブルーが藍色からイメージしたものだと言われています。その昔、異国からやってきた外国人は、日本の至る所にある藍の神秘的な美しさに感動した逸話があり、日本文化の象徴的な色でした。

薬草としての藍を使ったハーブティー

あまり知られていませんが、古い書物には藍を染料だけでなく薬草としての記述があり、絞り汁を塗ったり、煎じて飲んだりしていたそうです。

特に安土桃山時代から徳島地方では「阿波藍」として庶民の暮らしに浸透していた歴史があります。徳島に拠点を置き、阿波藍の魅力を広めようと活動している「藍職人」は、現代では忘れられつつある藍の効果に着目し、藍のハウス水耕栽培から食品の開発などさまざまな取り組みをしています。

インディゴハーブティー ビューティー・リラックス (共に734円 税込)

藍はケールの4倍ものポリフェノールが含まれていて抗酸化作用が高いのが特徴。乾燥葉は旨味が凝縮しているのでハーブティーに。

写真の「リラックス」はレモングラスやパッションフルーツとのブレンドで冷やして飲むのもオススメ。「ビューティー」はローズヒップやマリーゴールドが入っているなど、目的別にミックスするハーブの種類を変えています。

引き出し仕様になっていて開けるのも嬉しくなる箱。逆さ富士や松、鶴、亀などのモチーフをデザインしたカラフルなパッケージは4個が揃うと屏風のような一枚絵になっています。

スペアミントとペパーミントの天然オイルをミックスした「ミント藍キャンディー」(518円 税込)

藍の粉末と砕いた葉を生地に練り込み、アーモンドをアクセントに焼き上げた「藍ビスコッティー」(756円 税込)は砂糖を使わず、ハチミツと水飴で甘みを抑えた仕上がり。

藍職人ではこれからもさまざまな企画開発中とのこと。染めるというイメージしかなかった藍を食品に取り入れる新展開にこれからも目が離せません。

[藍職人 オンラインショップ「ベジフル」]

(写真・文・スタイリング/石黒美穂子)

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