天然氷をつくっている方のお話を伺ったことがあります。そのときに、天然の氷というのはゆっくり時間をかけて凍っていくから、溶けにくい、とおっしゃっていました。同じ氷でも、凍りかたによってその性質が違うのだなあ、と目に見えないところにあるものの大きさに感じ入りました。
これと同じように、食べ物を加熱するときもその加熱の仕方で食べ物の性質が変わります。じっくりじわじわことこと火を通したものは、体を温める性質が強くなり、さっと火を通したものは体を温める性質がそんなに強くなりません。
たとえばきんぴらごぼうでも、冬は太めに切って、じっくり加熱。夏場は細く切ってさっと加熱するようにするとその季節にあったきんぴらごぼうになります。夏になると揚げ物がおいしく感じるのは、そのせいなのだとおもいます。
今日食べたもの:野菜の南蛮蒸し暑い日に食べたくなる料理です。野菜と高野豆腐に軽く小麦粉をまぶしてカラリと揚げます。この日は、にんじん、かぼちゃ、ピーマンを使いました。ピーマンは、丸ごと揚げるのがすきです。夏になったらなすやゴーヤ、きゅうりなどを使ってもおいしいです。
揚げた具材をお醤油、お酢、豆板醤、メープルシロップ、おろし生姜を混ぜたタレにからめてできあがり。ごはんがすすむおかずです。
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