お腹が空いたら食べることがとても大事だというお話を以前にしました。それと同じくらい大切なのが食べるタイミングでもあります。
先日4日間のヴィパッサナー瞑想の合宿に参加してきました。ヴィパッサナーとは「物事をあるがままに見る」という意味で、インドの最も古い瞑想法のひとつです。この4日間は24時間無言を通し、歩くとき、お風呂に入るとき、トイレにいくとき、食事をするときも瞑想を続けます。
とはいえ、期間中は1日2食が出されました。全くおなかが空いていなかったのにも関わらず、煩悩たっぷりの私は「食べておこう」と少し食事をすることにしました。食べはじめてすぐに、胃が全面的に食べ物を拒否しているのがわかりました。ここでやめておけばいいのに「もったいない」と食べ続けてしまったのです。ごく少量の食事であったのにも関わらず、その後24時間以上、胃が張りっぱなし。体が必要のない時に食べると、こういうことになるのだなと改めて体感しました。
ヨガでも瞑想でも、食事は2〜3時間前に済ませておくのがいいとされています。これは、胃にものが入っていると動きや集中の妨げになるだけでなく、ヨガや瞑想をすることによって消化機能がストップ状態になるから。入浴やマッサージなどでも同じことが起こります。睡眠中も同じですね。
たとえお腹が空いていたとしても、これらの前には食事を控えるのがおすすめです。もしくは、消化が終わるのを待ってから、入浴やマッサージなどをするようにします。そんな時間はないけれど、どうしてもお腹が空いて我慢ができない。そんなときには、すぐに消化ができる常温のスムージーやジュースでしのぎましょう。
今日食べたもの:梅海苔おじや雑穀米とそうめんが少しずつ残っていたので、合わせて朝ごはんにしました。適当なサイズに切った大根とごはんをだし汁でコトコトします。ごはんが十分に水分を吸い、大根が柔らかくなったらそうめん、叩いた梅とちぎった海苔を加えます。塩と醤油で味をととのえてできあがり。おろし生姜をのせていただきます。
梅も生姜も大根も、消化を促してくれるので、これからの季節におすすめです(大根はそろそろ終わりですけれど)。そうめんが残ってしまったら、おじやに合わせたり、おやきにしたり意外といろいろ使えるので、無理して食べなくてだいじょうぶです!