夏の花といえば、やはりひまわりでしょう。梅雨前後から徐々に花屋さんでも見かけるようになります。花持ちがわるくなる夏は生花を飾らない、花屋も覗かない、というかたは多いかもしれません。筆者もそのひとりです。けれど、ひまわりは別! ビビッドな黄色は見ているだけで元気になれるので、じめじめとうっとうしく気分が塞ぐときや、暑さでバテそうなとき、意識的に飾っています。
太陽がさんさんと輝くようなフォルムは、パワフルなイメージですが、ちょっとアレンジを工夫すれば可憐にも、ぐっと大人っぽくもなるおもしろいお花です。
黄色の小花や草といっしょに大きな花瓶やバケツに無造作に生ければ、まるで野原を歩いているよう。花の向きなども気にせず、とにかくバサっと!
ワインボトルを利用して生け花よりワインが得意!という人にはもってこいの飾り方。ワインボトルのラベルは敢えてはがさずに使っても。
青紫とのコントラストを楽しむほかのカラーと合わせるなら、青紫がおすすめ。お互いの色を引き立てるとともに、涼しげな印象もあたえてくれます。
フルーツといっしょに⁉瓶の内側にフルーツを飾るなんて目からウロコのアイディア! ヘルシーでキュート、キッチンや食卓に飾るならこれでしょう。
水切りをかさねて茎が短くなったら......まあるくてころんとしたガラス鉢に花の部分だけ切って飾るスタイル。はじめは茎ありで花瓶に挿し、何回か水切りをかさねて短くなったら最後にこうするのも手。
ひまわりはなんといってもインパクト大の花なので、シンプルに一輪挿しでももちろんOK。たとえば、流行りのメイソンジャーに外で摘んできた葉物とラフに生けても十分夏らしさを演出できると思います。
[FLORET FLOWER FARM, homedit, 1-800-FLOWERS.COM, Southern State of Mind, Decoist]
photo by Thinkstock/Getty Images