今年、開創1200年を迎える高野山に双子のパンダの誕生など、今、いつも以上の盛り上がりをみせる和歌山県。このタイミングを逃すわけにはいかないと週末を利用して訪れてきました!
ずっと見ていたい!パンダの双子の赤ちゃん
和歌山県は南北に長いので、今回の週末旅は南部を中心にまわることに。羽田空港から南紀白浜空港へは約1時間ちょっとなので、あっという間に到着しました。
まず訪れたのは、空港のそばにある「アドベンチャーワールド」。東京ドーム17個分の敷地面積には、動物だけではなくて、ジェットコースターや観覧車といったプレイゾーンもあるので家族みんなで楽しめる場所です。
この「アドベンチャーワールド」で今、もっとも話題になっているのが昨年12月に生まれたパンダの双子の赤ちゃん「桜浜(おうひん)」と「桃浜(とうひん)」。5月に屋外運動場にデビューしました。パンダは繁殖率が低く、生まれたとしても生育が難しいとあって赤ちゃんはとても貴重な存在。かわいい!と感じると同時に 飼育員さんたちの愛情も伝わってきます。
まるでハワイ⁉ 一面に広がる白く美しい砂浜
本州でいちばん早く海開きをした「白良浜海水浴場」は、白い砂、エメラルドグリーンの海にヤシの木が印象的なビーチ。ハワイのワイキキビーチと姉妹浜になっているだけあってリゾート感満載! 夏にはたくさんの観光客で溢れるので、その前にゆっくりと癒されてきました。オススメは素足になってビーチを散歩すること。砂はサラサラしていて、とても気持ちよく、自然の足つぼマッサージのようです。
太平洋を望むダイナミックな露天風呂南紀白浜といえば、有馬温泉、道後温泉に並ぶ、日本三大古湯のひとつ「南紀白浜温泉」でも知られています。白浜町には町のあちこちに公衆温泉があって、気軽に楽しめますが、筆者が訪れたのは、太平洋を間近に眺める露天風呂「崎の湯」。 岩に打ち寄せる波を感じながら入浴できるダイナミックさとお肌スベスベの温泉効果でリフレッシュできました。
コラーゲン豊富な幻の高級魚も
南紀白浜に行ったら、是非、食べてもらいたいのが、クエ料理。「幻の魚」と呼ばれるクエですが、近畿大学水産研究所がクエのふ化から成魚までの養殖に成功し、2007年から地元と連携し「紀州本九絵」として出荷を始めました。身近な存在になったクエは鍋、刺身、クエ寿司、かき揚げなどで頂くことができます。すごく新鮮で甘味もあって、さらにはコラーゲンも豊富なので、女性には嬉しい!
神々が住む聖地へ
2日目は南紀白浜エリアから車でおよそ2時間ほどで着く「熊野三山」のひとつ「熊野那智大社」からスタート。
昨年、世界遺産登録10周年を迎えた熊野古道は、この「熊野三山」へ向かう参詣道のこと。外国人向けのガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では
「わざわざ旅行する価値がある」として、三ツ星認定されているので、最近では、海外から訪れる人も多い場所です。熊野古道には興味があるけど、実際にどこから攻めていいのかわからないという方には、「熊野三山」を巡ることから始めてみるのもおすすめです。
「熊野那智大社」では、石畳が美しい大門坂を上り、参拝をしたあと、高さ、水量ともに日本一の「那智の滝」へ。延命長寿の水をいただいたり、ただ歩くだけでも不思議とエネルギーが満ちてくるのを感じました。熊野の大自然に身をゆだねれば、日頃の疲れも一気に吹き飛びますし、まるで生まれ変わったようにとてもリフレッシュできました。
女子旅といえば、縁結び
ランチは、生マグロ水揚げ日本一を誇る那智勝浦町でいただき、続いては「熊野三山」のひとつ「熊野速玉大社」へ。境内には樹齢千年になる御神木で天然記念物の「ナギの木」があり、その姿は壮大!
縁結びの神さまとして信仰されている御神徳もあるので、お守りもマストでチェックして欲しいです。
「熊野三山」最後ひとつである「熊野本宮大社」に寄りたい気持ちを抑えつつ、空港へ。
2日目も駆け足でしたが、いにしえの旅人たちを思いながら熊野に流れる時間を楽しむことができました。
いままでは時間ができると近場の海外へ行ったり、国内でも京都は何度も訪れているのになかなか和歌山までは足を運んだことはありませんでした。しかし、今回、歳を重ねたからこそわかる魅力が和歌山にはたくさんあることを知り、またすぐに戻りたい!と強く駆り立てられています。開創1200年を記念して、御開帳などイベントが盛りだくさんの高野山にも行ってみたいです。
[わかやま紀州館, 和歌山市観光協会 公式サイト, 白浜観光協会公式サイト]
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