毎年、6月の最終週には梅雨が明け、いよいよ本格的な夏シーズンに突入する沖縄ですが、この梅雨明けから見頃を迎えるのがサガリバナ。
夜に咲き、朝になると散ってしまう花
サガリバナとは、夜に咲き翌朝には散ってしまうマングローブ湿地帯に生息する薄いピンク色の美しい花のこと。開花とともに芳香をはなち、あたり一面あまい香りに包まれるのが特徴です。
日本では沖縄や奄美地方で見ることができますが、もっとも有名なのは西表島のマングローブの川をカヌーで下りながら見るサガリバナでしょう。
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ここは桃源郷?カヌーから眺める絶景夜中に宿を出発し、マングローブの川をカヌーで進みます。目指すのは、サガリバナが咲くジャングルの奥地。そして、まだ夜が明け切らぬころ目の前の広がるのは、枝からぽとん、ぽとんと姿を落とし、ジャングルの川面一面に浮かぶサガリバナの花々。その光景はあまりにも幻想的で、まるで夢の国に迷い込んでしまったかのような美しさです。
日本にこんな桃源郷のような景色が存在することに驚くはず。これこそ、死ぬまでに一度は見たい風景に違いありません。
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ツアー開催状況はサガリバナの開花状況によって異なりますが、7月初旬から8月中旬までは見られることが多いようです。この夏は、サガリバナを見に西表島へ旅をしてみませんか?
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