季節がどんどん夏に向かっていく気持ちのよいこの季節は、ふらりと小旅行に出かけてみたい気持ちに誘われます。週末を利用して、瀬戸内の島を訪ねる旅などはいかがでしょうか?
夏の小旅行にぴったりオリーブやそうめん、ごま油、醤油の産地として知られる小豆島は、瀬戸内海の中で淡路島に次ぐ2番目に大きな島。さらさらの砂浜が点在するので、これからの季節の旅先としてぴったりです。小説「二十四の瞳」の作者、壺井栄の故郷としても知られ、映画化の際には島を舞台にロケが行われたこともよく知られるところ。オープンセットは「二十四の瞳映画村」として保存されています。
二十四の瞳映画村
温暖な気候を活かしたミカンやスモモなどの栽培もさかんで、オリーブの花やコスモス、ヒマワリなど、季節ごとの花々が島の風景を彩ります。島内には、八十八ヶ所の霊場が点在し、お遍路で訪ねる人も少なくありません。重要無形有形文化財に指定される「中山農村歌舞伎」や江戸時代から踊り継がれる盆踊り「安田おどり」など、古くから受け継がれる民俗文化が色濃く残る地でもあるので、自然と文化の両方に深く触れることができる島なのです。
中山農村歌舞伎
高台から眺める瀬戸内の島々は、日本の原風景と呼ぶべき穏やかな色彩が美しい風景で、日本の素晴らしさを再発見&再確認できると思います。神戸や大阪から行くことのできるアクセスのよさも、気軽な島旅としておすすめです。日本人の食の心でもある醤油をはじめ美味しいものも満載。自然と文化そして食、日本がぎゅっとつまった小豆島へ遊びに行ってみませんか?
[小豆島旅ナビ]