額に入れると【根本きこの島ごはん】

子どもたちが描く、何気ない落書き。息子が描いた、馬の絵。娘が描いた、近所の犬の絵。子どもはたくさん絵を描くので、それを取っておいています。でも全部取っておくことはないので、たまに展覧会のようにして、子どもたちの絵を飾ってしばらく眺めています。

それから昔の雑誌の切り抜きは、地球のように見える「石」のモノクロ写真。時を経て灼けた紙の色も気に入っています。知り合いが作った菊の花のレイ（これはすっかりドライに）といっしょに飾るとなぜだかハワイ島を思い出します。

夫が撮ったサイゴンの定食屋さんの写真。昔、夫はよく旅先で写真を撮っていました。そして愛機、ローライフレックスという古いカメラに写る気配が好きでした。今はすっかりデジカメに押されてしまって残念ながらローライの出番はなく......。フィルム自体が珍しくなった今、やはり「いいな」と思う写真はローライで撮ったものばかりです。

詩人、北園克衛のオブジェの写真。１０年くらいに前に銀座のギャラリーで購入した作品。北園さんの世界観にとても惹かれます。

モロッコから届いた荷物に入っていた、梱包に使われていた粉（？）の袋は、印刷の青い文字がとても好き。きっとモロッコ人が見たらびっくりして笑うでしょうね。

額に入れるとより素敵になります。これらの額は、リサイクルショップで買ったものや、いわゆる量販店や100円ショップの安いものだけど最近はシンプルな無塗装のものがあって、なかなかそれも具合がいいのです。

昔から紙ものは好きで、ファイルにたくさん取ってあるので、それを引っ張り出して、そのときの気分でいろいろ変えてはちょっとした模様替えをたのしんでいます。