なぜなら食べるときの心の状態が、消化に影響を与えるからです。楽しいとき、うれしいときはエネルギーの流れもよくなり消化力も上がります。でも、怒っているときや悲しいときは、その反対です。アーユルヴェーダでは、食事をするときの環境についてこんなことがおすすめされています。
・ テーブルには食事に関するもの以外は置かない
・ 静かな環境で食べる
・ 心が落ち着く相手と、ゆったり食べる
・ おしゃべりに夢中にならずに、よく噛んで味わい、食べることに集中する
(おしゃべりは食後のティータイムなどにしましょう)
食事をするときはテレビを消し、スッキリと片付いた部屋でテーブルの上も片付けましょう。そして作りたての、胃腸が好む食べ物をゆったりと食べます。オフィスで食べる場合には、デスクではなくミーティングルームなどすっきりと片付いた場所で食べるのがおすすめです。仕事のことは脇においておき、書類やPC、スマホなどは目に入らないようにしておきましょう。
消化しきれなかった食べものは、毒素になって体に溜まり、やがては病気を引き起こします。同じものを同じだけ噛んで同じように食べても、心持ちが違うだけで消化力が変わります。やけ食い、やけ酒をしたいようなとき、仕事が忙しいときには、以前ご紹介した食べる瞑想がおすすめです。忙しくストレスフルな日々を送っているときこそ、食べるときの心に意識をむけてみるのがおすすめです。私の経験からすると、食べながら仕事を進めるよりも、食事の時間を大切にするほうが、結果として処理できる仕事量が圧倒的に増えるのです。
今日食べたもの:つくしの天ぷらとたけのこと空豆のかき揚げつくしをいただいたので、それならばと天ぷらに。ちょうどたけのこの根元の部分と空豆が冷蔵庫にあったので、春野菜づくし。
つくしは、袴をとって重曹水に少しつけておきます。たけのこは拍子切り。空豆は、私は薄皮ごと揚げてしまいますが、気になる場合はむいておきます。さて、私の作業はここまで。天ぷらを揚げるのはパートナーのほうが上手なので、バトンタッチ。見ていると、最小限の小麦粉と水で衣を作るのがポイントのようです。つくしはいくつかをまとめて揚げ、たけのこと空豆はかき揚げに。切り干し大根の戻し汁と醤油、てんさい糖を煮立てた天つゆで春の香りをいただきました。
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