女性が社会で活躍する中、アメリカでは専業主夫が増えているそうです。
統計によると、いま、全米で約200万人の男性が主夫で、そのうち21%程度の方は自分の意思で主夫になることを選んでいます(※2012年 Pew Research Center「Growing Number of Dads Home with the Kids 」より)。理由はさまざま。デイケアの費用が非常に高いアメリカでは、預けるよりも夫婦のどちらかが仕事をしないで子育てに専念する、という経済的な理由なども挙げられますが、妻のほうが収入がある場合など、子育てに熱心な男性が自分たちの意思で主夫になる場合が多いようです。
男性が専業主夫になることには、次のようなメリットもあります。
母親も父親も、子どもを思う気持ちは同じ・女性がキャリアを伸ばし、社会で活躍する機会が増える。
・男性はこうあるべき、女性はこうあるべき、というジェンダーロールを気にせず、子育てや家事においても互いの得意分野を生かせる。
(The Learning Communityより引用)
世間ではまだまだ「母親でなければ子供のことはわからない」という観念が強いですが、子供を愛する気持ちはお父さんもお母さんも変わりません。日本でも社会で活躍する女性や、子育てに熱心な男性が増えている中、今後、専業主夫になる方も増加するのではないでしょうか。
子供の成長は思っている以上に早く、一緒に過ごせる時間は限られています。社会的地位やキャリアよりも子供と一緒に過ごす時間を優先し、専業主夫を務めるお父さんたちを、専業主婦のお母さんたちと同様、応援したいと思っています。
[The Learning Community, Here&Now]
father and girl via Shutterstock