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匠の技が光る。カラダにしっくり馴染む、木の家具

2015/04/05 23:30 投稿

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創業90年の「飛騨産業」は飛騨高山に本社のある国内屈指の家具メーカー。高いデザイン性の家具を、職人の高い技術をもって制作。世界に誇れる名作家具をつくりだしています。虎ノ門にある「飛騨の家具館 東京ショールーム」では、そんな名作にじかに触れることができます。 カラダにしっくり馴染むチェア

「CRESCENT」のアームチェア 59,400円(税込)

長年のベストセラーでもある「CRESCENT(クレセント)」シリーズは無垢材をつかった温かみのあるデザイン。「座る面は、滑りにくいように塗装してあります。お客さんはいろいろ試して、これがいちばんと購入する人が多いですね」と東京ショールーム、アドバイザーの大橋さん。座面と背もたれは、人間工学の研究データを元に設計しているだけあり、座ってみるとカラダにしっくり馴染むのを実感できます。

「cobrina」ダイニングディスプレイ テーブル 100,440円、チェア 36,720円、ベンチ 43,200円〜 

「cobrina」リビングディスプレイ リビングテーブル 57,240円、ソファー 145,800円〜、クッション 9,720円〜

トラフ建築設計事務所」デザインによる「cobrina(コブリナ)」シリーズには、丸みをおびた、愛嬌のある家具がそろっています。

テーブルは角のないフォルムで、壁に寄せて置けるから狭い部屋でも安心して置けます。

ソファーは低めで部屋が広く見えるうえに、背の部分にクッションを施さず、アームもないシンプルなスタイルにしています。「クッションはソファー本体に張り込んでいない為、クッションだけを替えれば長く使えますよ」とのこと。クッションの使い方しだいで部屋の雰囲気を自在に変化させることもできます。

森の環境整備に役立つ

「KISARAGI」アームチェア板座タイプ 129,600円、テーブル 270,000円(すべて税込)

2014年グッドデザイン金賞を受賞した「KISARAGI(如月)」シリーズ。

やわらかい杉の木を家具に活用するために、加熱圧縮の技術の開発からおこなったといいます。その杉圧縮柾目材を利用して、国内外で有名なプロダクトデザイナー川上元美さんがデザイン。技術とデザインが見事に融合した名品が誕生しました。国内の森林面積の18%を占める杉の木を使うことで、植林しすぎた木を少なくして森の環境を整えるのにも役立っているのだそう。

コースター5枚組 左:ナラ1,944円 中:ウォルナット2,268円 右:スギ 2,268円(すべて税込) 

ブックスタンド 左:ウォルナット3,780円 右:ナラ3,240円(すべて税込)

店内にディスプレイされた小物類「Segno(セーニョ)」は家具をつくるときに出た端材を使っています。

長く使えるアフターケアつき

飛騨産業ではすべての製品に10年保証が付いているうえ、長く使ってもらうために熟練職人によるアフターケアまであります。「使っているうちに木が緩んできた椅子は解体して、組みなおしガタツキを直します。また、剥げてきた塗装はすべて落とし、研磨してから再塗装するので、つくるのより何倍も手をかけています」と大橋さん。

「最近は使っていた家具を子供世代に譲るために修理したいといったお問い合わせも多くて、昔のカタログで商品の確認をすることも増えています」と使い込まれた古いカタログに飛騨産業の歴史を感じました。 

飛騨の家具館 東京


住所:東京都港区虎ノ門4-3-13 ヒューリック神谷町ビル1F
電話:0120-606-503 (フリーダイヤル)
営業時間:午前11:00~午後7:00 火曜定休日 

(写真・文/石黒美穂子)

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