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余分なものはいらない。春のクローゼットから始めるシンプルライフ

2015/03/23 22:00 投稿

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「ジャンク・クロ―ズ」という言葉をご存知でしょうか? 私の暮らすドイツでは、手軽に手に入れて、ワンシーズン着たら忘れてしまうような洋服のことを指します。知らず知らずのうちに増えていき、いつの間にかタンスがパンパン、なんていうことも少なくはないのではないでしょうか。

でも、そんなにたくさんの服を持つことは、本当に必要でしょうか? 多ければ多いほど、幸せなんでしょうか?

2010年、そんな疑問を持った女性、コートニー・カーバーが始めたのが「プロジェクト333」です。

厳選33アイテムで過ごす「プロジェクト333」

プロジェクト333の「3」という数字。この意味は、3カ月という期間、服、アクセサリー、靴を計33アイテムのみで過ごすというもの。

プロジェクト参加者はそのアイテムでのコーディネートを記録し、同プロジェクト名のFacebookPinterestに写真やコメントをアップしていきます。ちなみに、結婚リングなど肌身離さない特別なプレゼントや下着、ナイトウェア、スポーツウェアは33アイテムに含みません。

プロジェクトのPinterestには参考にしくなるような画像もたくさん

33というと、会社勤めの人は「毎日同じような服装で通勤することになるのでは?」と心配するかもしれません。でも、例えばカシミアやシルクなどの良質のものをアイテムに取り入れれば、通勤にも普段使いにも使えてコーディネートの幅も広がります。実際にサイトを覗いてみると、「思った以上に余裕を持って過ごすことができる」とのコメントが多く寄せられています。

33アイテムでも、工夫しだいで日々まったく違った印象のコーディネートが可能。

自分の好きなものを探る旅

このプロジェクトを通じて知ることができるのは、本当に自分が好きなアイテムや意外と良く着るアイテムなど、これまでなんとなくでしか把握していなかった自分の好み。これがわかると、すぐ飽きてしまうようなワンシーズンアイテムに手を出すことも少なくなります。また、限られたアイテムでも自分が素敵に見えるよう毎日鏡の前で工夫する過程では、「本当に自分に似合うスタイル」が見えてくるのではないでしょうか。

プロジェクトを続けると、衝動買いがなくなり、自分が本当に愛おしく思えるようなものだけを購入するように。すると、買ったものをずっと大切に使うようになります。

必要な洋服だけを選ぶということは、本当に好きなもだけに囲まれるということ、つまり、自分のことを良く考え、大事にすることにもつながると思うのです。

ワードローブには人の個性が現れるとよくいいますが、その人の人となりや価値観が反映されるものだと私も思います。着るものがその人を内面をつくるのではなく、その人の内面がワードローブに現れます。

あなたを美しく、スマートで、そして愛される存在にしてくれるような洋服は決して見つけることができないでしょう。もしも自分自身、すでにそうであると信じていないかぎりね。

プロジェクト333 Facebookより引用)

プロジェクト333, Facebook, Pinterest

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