女性の美しさを、ホリスティックに(包括的に)捉える「ホリスティック・ビューティ」の提唱者であり、NPO法人日本ホリスティックビューティ協会代表理事の岸紅子さんにお話を伺いました。
自然で、心地よくて、続けられるものーふだんのライフスタイルのなかで、岸さんがとくに気をつけていること、意識されていることなどありますか?
口にするもの、つけるもの、吸い込むものは、自分の自然治癒力を損なわないかどうか気にしています。特に自分で選択できる食べ物やコスメはかなり吟味しますね。自然なもの、心地良いもの、続けられるものがモノを選ぶときの基準です。とはいえ、ガチガチにこだわると現代社会に適合できないので、自分も周囲もハッピーでいられる範囲で。
ー今、岸さんのなかで、美しくなるためのマイブームがあればシェアしていただけますか?
本物の美しさは、「自立・他者への敬意・バランス感覚」から数年前より菌活がマイブームです。毎日、麹菌・乳酸菌・酵母菌・納豆菌......、とたわむれて暮らしています(笑)。特に麹菌は日本の国菌。和食を支えてきた偉大な微生物です。朝一杯のお味噌汁は美人のモト。娘にもそう言って育てています。ホンモノの味噌を選ぶだけで劇的に腸内環境が整いますし、野菜やお豆腐を入れればどんなサプリをもしのぐ完全栄養食なんですよ。
ー岸さんが、美しい! と思われる女性像とは、どんなイメージでしょうか。
私にとっての理想の女性像は、「自立している・他者に敬意を持っている・バランス感覚がある」この3つかな、と思います。自立というのは、必ずしも経済的自立ではなく、主体性のある生き方をしている、という意味です。目標があってそれにコミットしていたり、なくてはならない存在感であったりとか。他者へのリスペクトは、自立しているからこそ持ち得る、大人の女性にとても大事な資質な気がします。
歳をとると意固地になったり偉そうになる人と、寛容で温かくなる人といますが、やはり、美しいのは後者ではないかと思います。
バランス感覚は「軸」があってこそ成り立つもので、歳をとるにつれ、きっと磨かれていくもの。柔軟かつ凛として、ユーモアもけじめもある、そんな幅の広い女性って魅力的ですよね?それって、そのままホリスティックな在り方と合致するんですよね。
内面はそのまま外見に表れると言いますが、まさに岸さんご自身がそれを立証。見た目の美しさは、心と身体の美しさとバランス感覚が重要なのですね。
そんな岸さんのお話を直接聞くことのできるイベントが、3月14日(土)大阪にて開催されます(詳細は文末に)。
また、岸さんが代表を務める日本ホリスティックビューティ協会編集の書籍『Life is Beauty 幸せなキレイのつくり方』には、各界で活躍する「美のスペシャリスト」からのアドバイスが詰っています。
春へと向かうこの季節、いま一度真なる美しさと、幸せなライフスタイルについて考えてみたいですね。
日時:2015年3月14日(土)14時〜15時45分(予定)
会場:梅田スカイビル タワーウエスト スペース36L
参加費:一般4,320円(税込)HBA会員3,780円(税込)