「どこか素敵なところへ旅に出たい！」

春を目前に、日常からの脱出願望がむくむくと姿をあらわす時期かもしれません。映画や本で現実逃避するのもひとつの手ですが、実際に旅の計画をたてるのも楽しいですね。

誰もが知っている名作映画の舞台やロケ地を紹介するガイドブック『映画絶景旅！』は、そんな願望を満足させてくれます。

映画『ノッティングヒルの恋人」や『アメリ』のロケ地などを紹介するヨーロッパ編と、『007 スカイフォール』『食べて、祈って、恋をして』の舞台などを紹介するアジア編があり、どちらも映画の世界にグッと引き込まれてしまいます。

ため息がでるほど美しい絶景写真を楽しむだけでも心満たされるのですが、ロケ地にまつわるちょっとしたトリビアや、旅行プランの提案なども紹介されていて、読み応えたっぷりです。

ほかにも、「台湾に行くならこれもみなくちゃ！」というように、ドラマからラブストーリー、アクションと、その土地を舞台にした多彩なジャンルの映画が紹介されているのもおもしろいところ。

その国や地域のさまざまな姿が垣間みられ、訪れる前に旅行気分をたっぷり高められます。気分によって、おすすめ映画をチョイスするのも盛り上がりそう！

個人的に、新しいインド映画の魅力全開『きっと、うまくいく』のラストシーンで思わず息をのんだパンゴン湖。重暗く難しいテーマとは裏腹に、その映像美に魅せられた『ドラゴン・タトゥーの女』の舞台、スウェーデンのストックフォルムに訪れてみたくなりました。

[映画絶景旅！ ヨーロッパ編, アジア編]

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