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あの日から4年。3.11の記憶をつなぐ映画の数かず

2015/02/21 00:00 投稿

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「家路」

ことしも、もうすぐ3月11日を迎えます。未曾有の大震災から4年目となることを早いと感じるか、遅いと感じるかは、置かれた立場や状況によって異なるかもしれませんが、3.11が近づくにつれみな心のなかには、さまざまな思いが交差するのではないでしょうか。

3.11を忘れない

「今日子と修一の場合」 ©ZERO PICTURES

去年実施された「3.11映画祭」は、3.11をきっかけにして生まれた映画を上映し、映画を観ることで多くの人と記憶のつながりを持とうとするプロジェクトです。2回目となることしは、2月21日〜3月14日の日程で、「3331 Arts Chiyoda」にて開催されます。

「谷川さん、詩をひとつ作ってください。」©2014 MONTAGE inc.

上映される映画は、未来のエネルギーを問う「ミツバチの羽音と地球の回転」、環境保護からエネルギーについて考えるドキュメンタリー「パンドラの約束」、詩人・谷川俊太郎氏を追ったドキュメンタリー「谷川さん、詩をひとつ作ってください。」、津波で壊滅した小さな漁村に生きる人びとの、震災前の日常を追った「波伝谷に生きる人びと」、東日本大震災を背景に描かれる人間ドラマ「今日子と修一の場合」など、どれもそこに転がる真実に目を向けるため、つくらずにはいられなくて制作された作品ばかり。

波伝谷に生きる人びと

マーケットも開催

世界中には数えきれぬほどの問題があり、その全部を知ることもないのでしょうが、2011年3月11日がなければ、考えることもなかったことを私たちはすでにいろいろと考えるようになっています。私たちの世界をきちんと見つめ、話しあうために、3.11の記憶をシェアするという試みは継続すべき行動のひとつであると思います。

映画祭期間中は、復興活動に関連するグッズや食品を販売するマーケットが登場し、さまざまなワークショップも開催されるので、ちいさな支援活動として参加するのもありではないでしょうか。復興の状況がどんな様子であるのか、自分自身で確かめるよいチャンスでもあると思います。

単館系の作品は、タイミングを逃すとなかなか観るのが難しかったりもするので、興味がある人はぜひ上映スケジュールをチェックしてみてください。映画の上映がない日は、震災復興に関わる写真の展示が行われているので、ふらりと立ち寄っても大丈夫です。

第ニ回 3.11映画祭

会 期: 2015.2.21(土)、22(日)、28(土)、3.1(日)、7(土)、8(日)、14(土)
※平日は震災復興関連の写真スライド展示(入場無料)を開催
会 場: アーツ千代田 3331 1F特設会場

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