京橋にあるブリヂストン美術館が、改装のため5月18日(月)から長期にわたり休館となるのをご存知でしょうか? ブリヂストン美術館は、西洋近代美術のコレクションでは国立西洋美術館、大原美術館、ポーラ美術館とならび、国内屈指の質の高さを誇る場所です。
休館を前にして「ベスト・オブ・ザ・ベスト」と題した展覧会を開催中、と聞けばアートファンでなくても気になります。
セザンヌ、ピカソ。約160点のベストセレクションポール・セザンヌ《帽子をかぶった自画像》1890-94年頃
今回展示されるのは、石橋財団のコレクション2,585点から選び抜かれた約160点。美術館の1番人気であるルノワールの「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」、ピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」をはじめ、マネ、モネ、ピサロ、セザンヌ、マティス、ルオーといった西洋近代美術を代表するそうそうたる作品がならびます。
教科書でみた日本人の作品もたくさん黒田清輝、藤田嗣治など日本の近代美術作品も多く展示。3月31日(火)からの期間限定作品では、青木繁「海の幸」「わだつみのいろこの宮」、藤島武二「天平の面影」が登場します。どれも学生のころ美術の教科書で眺めた作品ばかり。絵画の迫力や空気感、画家が描いた筆のタッチなど、肉眼でみるからこそ感じられる世界感に触れるチャンスです。
近いからいつでも行けると思いつつまだ足を運んだことがない人は、近代絵画の名作が一同に並ぶこの機会にぜひ。
場所:東京都中央区京橋1-10-1
日時:1月31日(土)~5月17日(日)
TEL:03-5777-8600
開館時間:10:00~18:00(毎週金曜日は20:00まで)
休館日:毎週月曜日