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料理が変わる、かんたん塩の使い分け【あるベジタリアンの食卓】

2015/02/14 13:00 投稿

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春の兆しが見えはじめているものの、まだまだ寒い日が続きます。寒い季節には、体は塩気のある食べ物を欲するもの。というのは、塩は体を温める性質があるからです。東北地方など寒いエリアの食事に塩分が多めなのは、体を寒さから守るための知恵なのです。

我が家で使う塩は、自然海塩と岩塩の2種類。ごはんのおかずには海塩、スープなど、パンのおかずには岩塩を使う、といった感じでしょうか。これに加えてパスタなどを茹でるときに使うあら塩を常備しています。このあら塩は料理以外にも使います。精油を加えればバスソルトになりますし、さらにホホバオイルや椿油などの油を加えればボディスクラブになるのです。自分で作るので、その日の気分で作れるのがいいところです。

塩精製塩と自然塩を比べるときに、ミネラルの含有量の違いなどについていわれていることも多いですが、頭で考えるよりも、舌が教えてくれると思います。海塩はまろやかで、すこしくらい味付けが塩辛くなったとしても、あとから喉が乾いてどうしようもない、なんてことはありません。素材をただ焼くだけ、蒸すだけでも、おいしい塩さえあればごちそうに。いつもと同じ素材を使って同じ料理をしても、塩を変えるだけで全然違う味になるのです。塩は大量に使う物ではないので、味付けに使う塩はすこし奮発しておいしいと思えるものを選んでいます。

今日食べたもの:にんじんパスタ

にんじんは、ほぼ年間を通して常備している野菜です。にんじんが好きというのもありますが、歯ごたえがほしいときや、甘みがほしいとき、彩りがほしいときなど、あると便利な野菜だなと思っています。

フライパンにオリーブ油ヒンを入れて熱し、香りが出たらすり下ろしたにんじんをよく炒めます。しんなりしたら、昆布茶味噌を加え、豆乳でとろみをつけ、茹でたパスタを絡めてできあがり。刻み海苔をのせていただきます。昆布茶と海苔の香り、にんじんのほのかな甘さでウニのクリームパスタのような雰囲気です。

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