こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。
普段の生活の中で、周りの女性に対して、例えばこんな風に感じることはないでしょうか?
「どうしてあの女性ばかり、いつもひいきされるの?」
「なぜあの子ばかり周りから大事にされるの?」
ふとした日常の中でも、自分がほしいものを得られず、誰かのことを羨んで心がきしんでしまうことはあるものです。そんなちょっとした嫉妬が起きるとき、心の中ではどんな問題が起きているのでしょうか?
今回は、女性が感じやすい不公平感の原因とその改善方法についてお伝えしていきます。
●自分に制限をかけていると、現実に罰せられるひとつめの原因は、自分自身への制限です。
自分自身に許可を出していないとき、私たちは自分がしようとしている事柄について「他人から制限をかけられたり、禁止させられる」という出来事が起こります。
これは完全に無意識のレベルの、いわゆる「引き寄せ」なのですが、自分に対して「やってはいけない」という禁止命令を潜在意識レベルで出していると、まるでその命令を見透かしたように、周囲から拒絶されたり冷たくされる、という目に見える形での制限がかかります。
例えば、子どものころから「甘えてはいけない」と厳しくしつけられた女性が「私もちょっとくらい男性に甘えたい!」と他の女の子を真似して男性に甘えようとすると、なぜか、親から禁止されたときと同じように、甘えている態度を注意されたり、無視されたり......という不思議な状況が起きるんですね。
私たちの潜在意識は、自分が信じているものをそのまま再現します。ですので、どれだけ頭で考え、行動したとしても、心の奥底に「これはダメ」という制限が刷り込まれてしまっていると、その通りの現実を作り出してしまうのです。
●他人軸だと、大切に扱われないふたつめの原因は、軸の問題です。
他人のことばかりを気にして、他人の機嫌をいちばんに考えている人の場合、「他者を受け容れる」ということにフォーカスが当たっていて、逆に「自分の行動したり発言したいこと」にはフォーカスが当たっていません。
別の言い方をすると「他者の言うことを聞く自分はOK」で、「自分が話をしたり相手に聞いてもらうことはNG」という思い込みがあると、他者に軸があるため、自分に対する自尊心を失ってしまうんですね。
この自尊心を放棄した状態のとき、周囲の人はその人を尊重することができません。なぜなら、その人が自分自身にしている「私は無視されて良い」という許可を、周りの人たちも同時に感じとってしまうからなんですね。
●制限を外し、軸を取り戻すことで現実を変えていくこのような不公平感を感じるときは、まず制限を外していくことと、自分に軸を戻すことがとても大切です。
まずは「自分は他者に話を聞いてもらってもいい人間だ。自分が他者に意見を言ってもよいし、注目されてよいし、大事にされてよいし、ひいきされてよい。それは禁止されることではない」このように、自分の中にある制限を認識し、外していくように、やさしく自分に語りかけ、新しい価値観を教えてあげるようにします。
次に、自分自身の軸を取り戻していきます。
「何かを決めるのも、他者のことにどう反応するかも、すべて決めるのは自分自身。私は大切な存在だし、自分のことを大切にする権利を持っている。他人以下ではないのだ」とひとつずつ確認をしていきます。
このように、他者と対等な自尊心を持っている状態になると、他者はあなたに対して軽んじることができなくなっていくんですね。
●不公平感は消えていく自分の人生の手綱をしっかりとにぎることで、現実も変わり、これまで自分が感じていた不公平感は消えていきます。
いかがでしたか?見過ごしている不公平感の中にも、こうした深い問題が隠されていることがあります。
根底からあなたの在り方を変えて、人を羨まない現実を創りあげていきましょう。
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