2014年は、ムーミンの生みの親トーベ・ヤンソンの生誕100周年ということで、全国各地で「ムーミン・イヤー」を記念したイベントが開催されました。今年もその熱は続いているようで、ムーミンの母国フィンランドで製作された初の劇場用長編アニメ『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』がいよいよ公開されます。
ムーミン谷を飛び出してバカンスに
映画の舞台はおなじみのムーミン谷、ではなく、地中海沿岸に位置する魅惑的なリゾート地 リビエラ。バカンスに出かけたムーミン一家でしたが、セレブたちの豪華で贅沢な暮らしぶりを見て、ムーミンパパとフローレンはすっかり虜に。ムーミンママとムーミンはそんな2人に腹を立て、ホテルを飛び出してしまいます。
くすりと笑って癒されるムーミンワールドムーミンと言えば、わたしたちにはおなじみのキャラクター。ムーミン谷でのんびりと暮らす、平和で穏やかな世界観や、わが道を行くキャラクターたちが魅力的です。この作品でも、冒頭でスナフキンがバカンスに誘われますが「釣竿の修理があるから行かない」という回答。そうそう、これがスナフキン！ と一気にムーミンワールドに引き込まれました。
自由奔放なセレブたちの世界に翻弄されますが、最後はムーミン一家らしい展開に。彼らがこっそりリビエラに持ち込んだ「秘密の小道具」があるのですが、その使い方が上手。平和を愛するムーミン一家ならでは、の終わり方にも注目です。
「ムーミン一家はカバじゃない」なんてセリフにクスリとするシーンも。懐かしくて新しいムーミンワールドです。
監督：グザビエ・ピカルド、ハンナ・ヘミラ
原作：トーベ・ヤンソン
原題：Muumit Rivieralla
配給・宣伝：ファントム・フィルム
2015年2月13日（金）より全国ロードショー
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