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月が教える、新しい時のはじまり。石井ゆかりさんの夜空の眺め方

2015/02/06 22:00 投稿

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「月がなければ、1日は24時間ではなく8時間だった」。そんな月のトリビアを教えてくれたのは、マイロハスの星占いコーナーでもお馴染みの石井ゆかりさんの著書、『星をさがす』です。 太陽と月が織りなす19年

月はその引力によって潮の満ち引きをおこすなど、地球にとっては影響の強い天体です。またそれだけでなく、日々わかりやすく形が変っていく様子も趣(おもむき)があり、親しみを感じます。

また、形が変わるだけでなく、位置もすこしずつ移動しているそう。そして、ほぼ19年ごとに自分の生まれたときの場所に帰ってくるのだとか。太陽は1年に1度、生まれたときの位置に戻ってきます。なので19歳、38歳、57歳、76歳、95歳のお誕生日には、太陽と月の両方が、生まれた時と同じ星座に位置することになるそうです。

そこで石井さんはこのように書いています。

星にはいろいろなサイクルがありますが、太陽と月の両方のサイクルが重なる「19年」のタイミングは、新しい星の時間が始まるタイミング、と考えることもできると思います。

(『星をさがす』P18より引用)

太陽と月が織りなす星の時間。その19年という月日は長いようでも、夢を形にするにはちょうどいい時間のようにも思えます。

地球だってひとつの星

19年というサイクルを生み出す太陽と月。自ら光る太陽も、太陽に照らされている月も、地球からみれば同じく輝いて見えます。そのように星ぼしが輝いているのを見るにつれ、地球の輝きもこの目で見ることができればいいのに、と思います。

もちろん地球は自ら光ってはいませんが、石井さんによると、地球も太陽の光を反射し、月のように「星としての、地球の光」を直接目でみることができるそう。その現象が「地球照」です。三日月のとき、つきの欠けた部分に、太陽の光を反射した地球の姿がうっすらと映ります。そのかすかに輝く箇所を見て、石井さんはこのように感じるのだとか。

地球は写真で見ると、青く輝いています。

その青い光を映しだす、月の影のような部分を見ていると、「地球もひとつの星なのだ」という実感が湧いてきます。

(『星をさがす』P196より引用)

月を照らす地球のわずかな光は、まるで地球も自分も宇宙の一員であることを物語っているようです。

『星をさがす』のなかから、月をさがしたくなるお話でした。

星をさがす,月世界への招待

photo by Thinkstock/Getty Images

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