いったいどうすればいいのでしょうか。
もやもやした不幸の正体は精神科医の名越康文先生は、著書『毎日トクしている人の秘密』の中で、不幸についてこう語っています。
では人生で何が一番辛いかと考えてみましょう。もちろんいろいろあるとは思いますが、あえてひとつを選ぶのであれば、僕は「不安」をあげます。
(『毎日トクしている人の秘密』P19より引用)
将来への不安、親しい人との関係についての不安、お金の不安、家族を養っていく不安、愛の不安、恋の不安......。数え上げたらきりがないほどです。
そんな不安をぬぐいさることはできるのでしょうか。
不安というのは「未来を予測する」ことによって生じます。だから、それを軽減、あるいは消していくためには、「今ここ」に集中することが有効だということになるわけです。
(『毎日トクしている人の秘密』P22より引用)
未来をあれこれ夢想して心配するよりも、現在に集中して生きること。なるほど、理屈は通っています。
しかし問題は、そう簡単に今だけに集中することなんてできない! ということ。それについて名越先生はユニークな方法を伝授してくれます。
「自分のお通夜を想像する」
(『毎日トクしている人の秘密』P42より引用)
すでに死んだ自分として、自分のお通夜を眺めてみる。すると不思議なことに、今不安に思っているお金のこと、人間関係のこと、そのほかのこだわりなどが、「死んだ自分」にとっては、ごくごく小さなことに思えてくるのです。すると肩の力が抜けて、楽な気持ちになってきたりします。
不安を横に置けば、前向きになれる今抱えている未来への不安なんてたいしたことない、と思えれば、今をもっと頑張ろう、と前向きに切り替えることができそうです。
毎日楽しんで過している人は、人に感謝する、など当たり前のことを自然なふるまいとしてされているのではないかと思います。
(『毎日トクしている人の秘密』P3より引用)
不安があるときは、なかなか素直にひとに感謝できないものです。でも不安を横に置いてみると、びっくりするほど素直に人に感謝をして、ありがたいなあ、と思うことができるものです。実はこの「ありがたい」と思うことを、「徳とする」と言います。
ありがたいなあ、と思いながら毎日生きること、それがじつは幸せの正体かもしれません。
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