伝統的な製法を大切に育てられ、完熟期のうちにひとつひとつ手摘みされたコーヒー豆は、適切な水分管理を経て日本へ届けられます。また、生産者の自立を実現するために、味にこだわり、適正価格で取引・販売することを実践し、コーヒーの付加価値となる加工・焙煎技術支援を行うなど、フェアトレードの取り組みも積極的におこなってきました。
そうした生産者から私たち消費者の、手から手へ届けられる背景にあるストーリーを閉じこめた「物語のような商品」をひろく届けることで、「コーヒー越しに見える世界を、コーヒー豆にのせて伝えるメディアのような役割を担いたい」と、輸入・販売を手掛ける株式会社 「株式会社豆乃木」の代表・杉山世子さんはいいます。
住みなれた家のようにほっこりマヤビニックコーヒーの特徴はなんといっても、だれもがうっとりするような妖艶な香り。でもそのコーヒーを口に含んだときの透明感のある親しみやすい味わいは、「まるで住みなれた家のようにほっこりする」と杉山さん。おすすめは、いっさいブレンドしないレギュラーコーヒー。
高品質なものを届けたい焙煎度合いの異なる中煎りと中深煎りの2種類があり、これらをブレンドすると味に広がりが生まれ、より深い味わいに。バレンタインのチョコレートと一緒に贈ったらとても喜ばれそうです。
コーヒーは、農産品であり、天候や病害に左右される不安定なものですが、できるだけ安定的に、おいしく、高品質な状態で届けていきたいと思います。そのために、まめに産地に足を運び、取引を重ねて行くことが大きな目標です。
そう語る杉山さんは、近ぢか新豆の買いつけのためにメキシコへ渡るそうです。今年はどんなストーリーとともにコーヒーが届けられるのでしょうか。ウェブサイトの「メキシコ滞在記」もぜひチェックしてみてください。
[豆乃木]