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深く愛しあうカップルがしている「違いを理解する習慣」

2015/01/30 23:30 投稿

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こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。

私が恋愛・結婚にまつわるご相談をお受けしていて、とてもたくさんの女性たちが、ある誤解をしていることに気づきます。

そのひとつが、「愛を深めることは難しいことだという誤解」です。しかし本当は、新しく知りあう人に対しても、いままでお付きあいをしている彼に対しても、より愛を深めていくことは、けっして難しいことではないんですね。

今回は、ある工夫をするだけで、相手と親密になる方法をお伝えしていきたいと思います。

●ケンカは自分の価値観の押し付けあい

私たちは、相手が自分とおなじ人間の姿をしているから、自分とおなじ日本語を話しているから、自分とおなじ日本人だから......という理由で「自分自身と同じ価値観をもった人だ」と無意識に判断してしまいがちです。しかし、この判断こそが誤解のはじまりなんですね。

たとえば、Aさんは「(自分が苦しんでいたとしても)困った人を助けるのは当然だ!」という価値観を家庭で育ち、Bさんは「人助けもいいけれど、自分のことを犠牲にしてはいけないよ」という価値観を教えられ、育ったとします。

すると、おなじ日本人であったとしても、ふたりのあいだには「助ける」という言葉や行為ひとつにしても、まったく異なった見方が生まれるんですね。

こうした違いがあることを理解せずに、おたがいが自分のもっている「当然こうあるべき」を押しつけてしまうと、「どうして助けないの!? あなたって酷い!」という結果になってしまうのです。

●言葉の背後にあるものを理解しよう

この例からもわかるように「育った環境や自分がもっている価値観」によって「まったく相手のことが理解できない」ということが起きてくるんですね。

では、この相手を理解できない状態のとき、上手にコミュニケーションしていくにはどうしたらいいのでしょうか?

それは、「日本にはじめてやってきた違う習慣のなかで育った外国人と自分くらい、おたがいになにも価値観を共有していないんだ」という前提にたって、わからないことは尋ねたり、質問したり、自分からもより多くの「情報」を教えていくことが大切なのです。

さきほどのAさんとBさんの例でいえば、まずは「どうして自分とそんなに違う考えをもっているのか?」について、たとえば「私は犠牲はいけないって教えられたから、それではつらいと感じるんだけど、あなたはどんな風に感じているのか聞かせて?」というように質問していくことです。

まったく価値観を共有しない相手に対して、あなたがもっている前提の部分から、丁寧に丁寧に話しあい、理解を増やしていくこと、それが大切なんですね。

●「知り合うこと」は親密さの第一歩

あなたはどれだけ「相手も自分とおなじだ」という先入観で話をしてしまっていますか?

姿がおなじだからといって「この考え方は当然わかってもらえているはずだ」という思いこみで話をしてしまうからこそ、あなたの思いが伝わっていないのかもしれません

「知りあいになる」とは、「おたがいの情報を知りあうこと」です。
そして「違いを知る」ということは、けっして怖いことでも難しいことでもなく、親密さの第一歩であり、ゴールなのです。

ここを意識しながら、普段から、自分の情報を伝え、相手からも教えてもらうクセをつけることで、より親密さや理解しあえる安心感が生まれ、おたがいの絆も深まっていくことでしょう。

Young couple via shutterstock

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