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周りの人が不幸だと幸せになれない? あなたの幸せを邪魔しているもの

2015/01/23 23:30 投稿

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こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。

日本人は、相手を思いやり、和を尊ぶ素晴らしい資質を持っています。協力し合い、相手を理解するという心がけにあふれ、ホスピタリティ高い民族として知られていますよね。

東京オリンピック招致のような場面でも、世界から評価されました。

しかし、こうした日本人の「和を尊ぶ資質」が、じつは不幸な恋愛を引き起こす原因になっている、と聞いたら驚かれるかもしれません。

●周囲が不幸だと自分の幸せに制限をかけてしまう

どういうことかというと、私たちの意識は気づかないうちに「自分の周囲にいる不幸な相手を見て、自分自身の幸せへの制限をかけてしまうこと」があるんですね。

とくに女性において顕著なのが、お母さんが我慢していたから私も我慢しながら生きなければならない、お母さんが不幸だから自分だけ幸せにはなれない......といった身内に対する罪悪感です。こうした協調の精神が、ネガティブな影響をもたらすことがあるのです。

本来、どんなに愛していたとしても、人はそれぞれ、その人の魂の学びがあります。
だからこそ、自分のタスク(すべきこと、乗り越えるべき事)は自分のこととして、そして、両親のタスクは両親のこととして、切りわける必要があるのですが、それができてないために不幸になっているケースが少なくありません。

●実際に母親に引きずられていたクライアントの実例

Iさんは、家庭に興味のない自由奔放な父親の代わりに、子どもの頃から母親を励ましつづける存在でした。そのために、大人になってからも「私が結婚したらお母さんがひとりになってしまう」と思うあまり、本心では彼氏をつくってすぐにでも幸せになりたい!と願っていたにもかかわらず、いつまでも結婚に踏みきることができませんでした。

Iさんはとても優しい女性でしたので、ずっとお母様の痛みを肩代わりする形で「自分がなんとかしてあげなければ」「母親から自立することは、母親を捨ててしまうことだ」と、無意識に背負ってしまっていたのです。

ここで大切なのは「切り捨てる」と「切り分ける」が違うものだということです。

いやだいやだと思いながら、心で相手から無理矢理離れようとする=「切り捨てること」は「罪悪感」が生まれるので、その結果、幸せを遠ざけることになってしまいます。そうではなく「相手の問題は相手の問題です」「私の生きる範囲はここからここまでです」という「切り分け」は、自分が引きうけられる範囲を決めるという「自立」へとつながっていきます。

Iさんは母親を切りすてる必要はなく、ただ「これはできません。ごめんなさい」というふうに、線を引き、自分を守り、母親から自立することで、幸せになってもよかったんですね。

●母親と切り分けた結果、幸せを許可できるように

その後、Iさんは「母親と自分の人生は違う」「母親の痛みを肩代わりしても、それは母親を救うことにはならない」という2つのポイントに気づきました。
その結果、母親を背負う義務感から解放され、自分の幸せを許可できるようになったのです。

Iさんの場合、適切に「境界を引く、切り分ける」ということをしたからこそ「親を見捨ててしまった」という罪悪感も生まれることなく、その後すぐにパートナーとなる男性と巡り会うことができました。

いかがでしたか?

自分が誰かの存在によって幸せを我慢している......ということは、なかなか気づきにくいことです。複雑な心を理解し、あなたもご自身に幸せを許してあげてくださいね。

 woman looking through the window via Shutterstock

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