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和のハーブボールなら、カラダの芯からポカポカになれる

2015/01/12 08:00 投稿

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タイへ行ったらやってみたいトリートメントの代表格が「ハーバルボール(コンプレス)」です。タイには、古くから「サムンプライ」という薬草や鉱物を使った伝統療法があって、ハーバルボールもサムンプライのひとつ。

じんわり温まるタイの伝統療法

患者の症状に合わせた数種類のハーブをボール状に包んで蒸したものを、リズミカルに患部にあてながら治療します。とてもポピュラーなので、多くのスパやマッサージ店で気軽に受けることができるのです。

使われるハーブは、たとえばプライ(生姜の一種)、ウコン、ショウノウ、コブミカン、レモングラスなどが一般的。潰した植物を布に包んで蒸したものを患部に押しあてると、じわじわっとハーブの薬効が肌から浸透していく実感とともに、カラダが芯からポカポカ温まっていきます。タイハーブの優しい香りに気分も癒やされることでしょう。

冷えとりや生理不順の緩和に

タイでは、肩こりや腰痛、筋肉疲労の回復にこのハーバルボール治療が使われていて、女性の生理不順や冷え、産後ケア、更年期ケアにも積極的に取り入れられています。

冷えが気になるこの季節、ハーバルボールを試してみたいけど、残念ながら手元にない! とお嘆きの方に朗報。日本で手に入る食材でもハーバルボールをつくることができるんです。

和の食材でつくるハーブボール

今回は、私がタイ伝統医学の総本山ワットポーの教授に直伝で習ったレシピをご紹介します。

和ハーブボールのレシピ

<材料(2個分)>

材料:生姜 500g

無農薬ゆず(レモンでも可)2〜3個

レモングラス(あれば/生でも乾燥でも) 5〜6本

ウコン(あれば) 500g

<つくり方>

1、材料を全て細かく刻む。ゆずは皮だけ使う。

2、1を2~3重にしたガーゼなどの布で包み、輪ゴムやヒモで固めのボール状に縛る。

3、乾燥した材料を使っている場合は、ボールを5分程度浸水させておく。

4、3を蒸し器でアツアツになるまで温める。電子レンジをつかっても◎。

5、ボールを蒸し器から取りだし、2、3重にした布で包み、素肌かTシャツの上から患部に当てていく。最初はポンポンポンと早く軽めに当て、冷めてきたら押しこむように当てる。交互に蒸し器で温めながら、30分位続ける。

いちどつくれば、冷蔵庫で保存して、香りが消えるまで4〜5回使えます。この冬は、和の香りに癒やされながら、体幹を温めてみませんか。

[Wat Po]

herbal,herb,yuzu via Shutterstock

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