ラクトフェリンとは、鉄と結合する性質を持つ糖たんぱく質で、母乳をはじめとする哺乳動物の乳に含まれる成分です。強い抗菌力、殺菌力を持つため、細菌やウイルスの増殖を抑制します。
(「わかさの秘密」より引用)
牛乳や母乳に含まれるラクトフェリン。人間の唾液や涙、血液、胆汁などに含まれています。このことからも身体にとって大事な成分であることがわかります。
腸内環境を整えるはたたきラクトフェリンをもっとも多く含むとされているのが、出産直後のお母さんから出る初乳。その量は、母乳に含まれるタンパク質の約10〜30パーセントというから驚きです。うまれたばかりの赤ちゃんが半年間ほとんど病気をしないのも、じつはラクトフェリンが関係していると考えられています。
このほか、腸で善玉菌のエサとなり腸内環境をととのえるはたらきも。免疫力アップにも貢献してくれます。
サプリやヨーグルトで摂取
こんなにすごいラクトフェリンなのですが、弱点もあります。それは熱や酸などに弱いこと。そのため加熱処理を行って出荷される市販の牛乳にはあまり期待できないようです。
最近ではサプリメントやラクトフェリン配合のヨーグルトなどがありますので、試してみるのも良さそうです。
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