ジョニー・デップ風男性の結婚相手が「木」だった

人間が、対象への愛情を示すために、人間以外と結婚する。記憶に新しいものでは、犬と結婚した人や、枕と結婚した人がいます。そんななか、2014年11月下旬に「木と結婚する」という行動に出たペルー人の男性がいました。 木と結婚した男性

結婚式がおこなわれた場所は、コロンビアのボゴダ国立自然公園。白いタキシードに身を包んだRichard Torresさんは「新婦」である木に誓いの口づけをしました。

俳優であり、熱心な自然保護活動家として知られるRichard Torresさん。彼がこのような行動に出たのは、森林伐採に歯止めをかけ、自然を保護するという目的から。「結婚式」には地元メディアや俳優仲間も出席し、Torresさんの意図どおり、世界中で話題になりました。

環境問題にもっと目を向けてほしい

英Mirror紙は、Torresさんが以下のように語っていると紹介しています。

「自分の姿を見て、世界中で問題になっている、人がひきおこした環境問題に対して、もっと注意を払ってほしい」。

（Mirrorより引用）

また同時に、反政府武装組織である「コロンビア革命軍」に対し、「戦争をするかわりに木を植えるべきだ」というメッセージも送っています。

Torresさんいわく、多くのメディアが彼の容姿を「ジョニー・デップ風」と伝えたそう。一見、気難しそうに見えるTorresさんですが、とても気さくな性格の持ち主。筆者の取材に対しても、直接メッセージを送ってくれました。

「今回の『木との結婚』は、4回目。アルゼンチン、メキシコ、ペルー、そして今回のコロンビアと各地域に『木の妻』がいます。いつか日本にも行って、たくさんの木を植えてみたい。私は、世界中にこの活動が、平和のシンボルとして広まっていくことを願っています」。

［Mirror］

©Richard Torres