ストレスがたまっているとき、ツライことに直面したとき、つい食に逃げてしまうことがあります。チョコレートやスナックなど、高カロリーで高脂肪分の食品はてっとり早く私たちのメンタルを幸福感で満たしてくれますが、食べたあとは罪悪感でいっぱいに。けれど、こうした「衝動食い」は本当にダメなことなのでしょうか。
「食べたいもの」を食べるべき著書「自分の好きなものを食べなさい、そして食べ物を好きでいましょう(Eat What You Love, Love What You Eat)」で有名になったミシェル・メイ博士は、衝動食いが「悪」ではない理由をこう語っています。
私たち人間には、感情に影響されて食べる習性があるのです。生れ落ちたあなたに母親が母乳を与えようと抱きよせた瞬間から、「食べること」と「愛」は結びついています。だから衝動買いをやめなさい、ということはかえって無意味なことです。
「Health」より引用
では、衝動食いをやめたいときはどうすれば良いのでしょう。
自分の心に聞いてみる対処法としてメイ博士がおすすめするのは、「本当に食べたいものか?」4回くりかえし自分に聞いてみること。
(衝動食いしそうになったときは)自分自身に、「本当に、本当に、本当に、本当に食べたいものか」聞いてみてください。
もし食べたいと思えないものに手を伸ばそうとしているのなら、いつもより多く食べてしまう可能性があります。心が満たされないからです。
「Health」より引用
また、衝動食いを止める方法として、「ながら食い」をしないこと、どうしても衝動的に食べたくなったら空腹時を避けることなどが提案されていました。
好きなデザートやスナックを100パーセントやめる必要はありません。食事は食事、デザートはデザートと分けて味わって食べる。食べたあとに味を覚えていないような「雑な食べ方」をやめ、心を満たすような食べ方をすると良いでしょう。
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