チボリは全面積が82,717平方メートルもある、世界で2番目に古い遊園地(ちなみに、いちばん古い遊園地は、同じデンマークにある「バッケン」です)。毎年冬になると、この敷地の中心地2,000平方メートルが、クリスマスのテーマパークに変身します。
今年のテーマは「アルプスの国」。スキーやそり遊びに興じるゴブリンたち(クリスマスにつきものの小鬼)や、さまざまなチロルモチーフが、訪れる者を夢のクリスマスワールドにいざないます。
軒を並べる出店も、それぞれ小さな山小屋のしつらえでとてもかわいくロマンチック。凍える手を温かいグルッグ・ワインで温めたり、お腹がすいたらクリスマスのお菓子、エーブルスキワーや、名物ローストポークのバーガーサンドイッチにかぶりついたりと、大人も子どもも大忙し。
お店をひやかすのに飽きたら、世界でいちばん古い木製のジェットコースターに乗って夜空を駆けのぼったり、チロリ風に飾られたロマンチックなメリーゴーランドへ。このシーズンだけの特別なひとときを楽しみます。
チボリの開園は1843年。その約100年後、外遊中だったウォルト・ディズニーが妻のリリーとともに訪れました。人びとが幸せそうにのびのびと楽しむ様に、のちのディズニーランドの構想を得たとのこと。彼は「TIVOLI」(チボリ)を「I LOV(E) IT」と後ろから読んだという逸話も残しています。
この冬のクリスマス・マーケットは、2015年1月4日まで開催されています。
[TIVOLI]
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