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カントリーライフのお手本に。注目雑誌をつくった女性のくらし

2014/12/09 00:00 投稿

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日本では都心から湘南や鎌倉、軽井沢などに移り住む人が増えています。ニューヨークでもマンハッタンやブルックリンから、ニューヨーク郊外に拠点を移す人が少なくありません。 農業をとりいれたライフスタイル誌をつくった女性

2013年に創刊された雑誌『Modern Farmer』のオフィスは、ニューヨークのアップステート、そのなかでも洗練されたエリアであるハドソンにあります。『Modern Farmer』は現代的な感覚で農業をとりいれたライフスタイルマガジン。ナショナルマガジンアワードを受賞しています。

創設者のAnn Marie Gardnerは取材でハドソンを訪れた際、住居仕様に改築された納屋を借りました。週末だけ使うつもりでしたが、引っ越し業者がマンハッタンのアパートに来た時、「『全部運び出して下さい』と言いました。もうニューヨークシティには二度と戻って来たくなかったのです」と彼女は言います。

The New Yorkerより引用翻訳)

現在のところ、自身では畑仕事をしていないというアン・マリーさんですが、ハドソンでオフィスと住居をかまえる生活が気に入っているようです。 

郊外に移ってわかった、いいこと

「ハドソンはメディアの拠点を置く最高の場所です」とアン・マリーさんは言います。「少しのお金ですばらしいオフィススペースを確保しているし、社員はオフィスに犬を連れてきます。ハドソンバレーは世界中の農業の象徴なのです。ここで起こっていることは、東京の郊外や、サマセットやサンパウロで起こっているのです」。

Business Insiderより引用翻訳)

ハドソンには『Modern Farmer』のほかに、Etsyもオフィスを構えています。アートギャラリーやインテリアストア、レストランなどが続々とオープンし、夏の間だけでなく、1年をとおして居をかまえる人も増えているそうです。

アン・マリーさんはハドソンでの暮らしについて、こう述べています。

境界がなくシンプルで、田舎と都会の味わいのある本物の合体です」と彼女は言います。まるでドレスに泥だらけのブーツを合わせるように。「リアルにデザインに精通した暮らしなのです」。

Business Insiderより引用翻訳)

ニューヨークからアムトラックという鉄道を利用して2時間で行ける、ハドソン。マンハッタンやブルックリン、さらにヨーロッパから移り住む感度が高い人たちが、お店やギャラリーを開いたり、ビジネスをはじめながら、文化と農業や自然とのバランスの取れた生活を楽しむ。

カントリーライフやデュアルライフへの感心が高まるなか、ハドソンでの暮らしぶりやライフスタイルをとりあげた『Modern Farmer』に、ますます注目が集まりそうです。

[Modern Farmer, New Yorker, Business Insider]

woman photo via shutterstock

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