そんな対人関係のストレスを軽減させる、とっておきの方法がありました。
気が合わない人とだって、気ラクにつきあえるその極意を教えてくれたのは『うんざりな人間関係がいとも簡単によくなる本』です。
そもそも「合わない」と感じているだけならストレスにはならないのに、そこで無理して「我慢しなくては」「うまくやりたい」と思うことがストレスになるのだとか。なので「合わないけれど、仕方がない」と受けいれてしまうといいようです。
具体的には不愉快に感じる相手には、その行為や相手のことを「考えても仕方ない」と割り切る。また「自分のしたことを相手はどう思うだろうか」といった憶測で不安になるのはやめ、「自分のしたことで相手がどう判断するかは、相手次第」といった、考えすぎない脳をつくるとストレスは減っていくのだとか。
魔法の言葉は、「ま、いっか」どんなシーンであれストレスを感じたこと、それ事体に囚われてしまってモヤモヤが引きずるときは、魔法の言葉「ま、いっか」で解決してしまうというテもあります。
「嫌味なこと言われたな......。でもま、いっか」
このように「ま、いっか」を付けくわえるだけで、気持ちを仕切りなおすことができます。さらに付けくわえるならば、「それで死ぬわけじゃないし」のひと言も便利です。
最後に著書のなかで紹介されているニーチェの言葉を引用したいと思います。
考えすぎたことはすべて問題になる
(『うんざりな人間関係がいとも簡単によくなる本』P121より引用)
すべてのできごとは外でつくられますが、それを問題に仕立てあげるのは自分自身。「話が噛み合わない、考え方が違う」のは「ただそれだけのこと」として、それを「やっかいな問題」として扱わなければ、そこにストレスは生まれないのかもしれません。
girl via Shutterstock