ハッと目を惹く鮮やかな色彩や、ドキッとするような目新しいデザインのアクセサリーなどに出会うと、それは遠い異国で作られたものだったりします。それらの品には国やデザイナーのアイデンティティーと、歴史そのものが表れているようです。
地球環境に優しいプロダクトを展開するブランド「JOËL」のフェアトレード商品もそのひとつ。眩しい太陽と抜けるような青空の下、主に中南米のデザイナーが伝統的な技術を活かし、ひとつひとつ心を込めて手づくりした品が集まっています。
チリ発、パワーストーンのアクセサリー
約20年以上ものづくりを続けているJorgeさんによるアクセサリーは、チリのパワーストーンと真鍮を組みあわせ、丁寧に手作業で磨きあげてつくられています。
真鍮を磨く工程では、有害な化学物質は使用せず環境に負担の少ない水溶性物質を使用。地球にも人にも優しい商品です。キラリと輝く真鍮のアクセサリー。身につけるだけで顔まわりを華やかに見せてくれます。
Jorgeさんの作業風景
ヴィヴィッドカラーが新鮮! チリのガラス製ピアス
約18年以上ものづくりを続けているMaritzaさんよるガラスアクセサリーは、丁寧にひとつひとつペイントされています。ガラス素材は生産の過程においても環境を汚染することがないように配慮されたものです。
手仕事に情熱をもつMartizaさん。アクセサリーは割れにくく、軽いのが特長です。南米の豊かな自然をインスピレーションにした鮮やかな色づかいは、身につける人の心まで明るくしてくれます。
Maritzaさん
暮らしをやさしく包むリサイクルガラスのお皿1994年以来、ガラス製の商品づくりを続けているMarcelaさんとOscarさんご夫婦は、使用済みのガラスを再利用したリサイクルガラス製のお皿を生みだしました。その背景には「環境や人にとって持続可能なものづくりをしたい」という強い願いがあったのだそう。
カラフルなお皿は、菓子皿や小物入れにもぴったり。暮らしを豊かに彩ってくれます。
現在Marcelaさんは多くの女性や学生たちへトレーニングを通じて、環境に配慮した持続可能なモノづくりの尊さを伝え続けています。売上の一部は貧困層の子供たちの教育費にあてられています。
Marcelaさん
デザインに注目! チリのブロンズペンダント
Rosarioさんの手でカラフルな色を塗ってつくられたブロンズ製ペンダントは、金属アレルギーの人でも安心。ペンダント部分はコットンでつくられていて、金属が肌に当らない仕様になっているのです。レッドやスカイブルー、ディープブルーにペイントされた趣のあるペンダントたち。ユニークなデザインにも注目です。
デザイナーのRosarioさん(右)
アルパカ毛100%のふんわりマフラー
そしてこれからの季節に嬉しいアルパカのマフラーは、ボリビア・ラパスの職人さんたちの手づくり。アンデズ山脈に生息するアルパカ素材を100%使用し、肌にやさしい染料で色づけしています。暖かくやわらかで肌あたりが良いのが特長です。
職人のToefilaさん
「JOËL」の商品は、公式ウェブサイトや横浜のCROCO ART FACTORYで購入可能です。11月24日(月)祝日~26日(水)10:30~19:00 (最終日17:00 Close)までの3日間、広尾駅徒歩1分の「ギャラリー広尾」での販売会も開催されます。
地球の裏側で熱く生きる人びとの情熱が伝わってくるような、そんな商品たちに鼓舞されて、私も元気が湧いてきそうです。
日程:11月24日(月・祝)~11月26日(水)
時間:10:30~19:00 ※最終日17:00 close
場所:広尾プラザ2F ギャラリー広尾
[JOËL]