東京は世田谷の一角、馬事公苑のすぐそばに『東京農業大学「食と農の博物館」』があります。ここは「体験型博物館」と銘うつだけあって、ふんだんの模型や写真のほかに、家族で楽しめる植物園や、絶滅危惧種の動物たちが保護されているようすが見られる動物園などもあります。また醸造科のある学校だけに、卒業生が働く酒蔵の酒瓶が300近く展示されていて、美術品として眺める楽しさも味わうことができます。
食べて感じる、食文化の広がり
なかでも人気なのはミュージアムショップとカフェ。
ミュージアムショップでは、定番の農大サブレや減農薬のお米。農大生によるベンチャー企業『メルカード東京農大』が製作する、岡山県東栗倉村のゆずと大根を使ったゆず大根ドレッシング。さらには北海道にある『株式会社東京農大バイオインダストリー』が、すべてオホーツク産の材料で作った、エミューの卵どら焼きや、エゾシカソーセージ、鮭魚醤で味付けした燻製などが並んでいて、自国の食の文化にはまだまだ可能性がいっぱいあって、現在進行形で育まれ続けているんだ!と実感することができます。
また『カフェ・プチ・ラディッシュ』では、地球上でもっとも多くビタミンCを含んだ果物・カムカムのドリンクやお酢、スイーツを味わうことができて、農業や食文化の広がりを食べて感じとることができるようになっています。
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