まず、最大の基本は容量をどうするのか?ということ。大は小を兼ねるということわざがありますが、バックパックの場合は必要以上に大きいサイズを選ぶのは危険です。容量が大きいとどうしても色々と荷物を入れたくなってしまうもの。不要な荷物を増やすことになり、結果自分の身体への負担が増量することに。欲ばって大きなサイズのバックパックを選ばずに、使用目的と自分の身体に合った適正サイズをセレクトすることが大切です。
次に知っておきたいのが、バックパックの背負い方の基本。ショルダーハーネスは、肩から背中にかけてピッタリとフィットするように調節すること。女性モデルの場合、バストをまわりこむようにデザインされているので、ハーネスが胸の前で狭すぎるのも広く開き過ぎるのもNGです。
また、荷物の大部分を腰で支えるためのウエストベルトの位置も重要。腰骨の上端より2.5cmほど上にベルトのパット部分の上端が触れるように装着しましょう。この時、左右のベルトの隙間は10〜15cmほど。正しい位置で締めることで実際の重さ以上に、ラクに感じることができます。
正しい背負い方をきちんと理解して、快適な背負い心地で旅や山を楽しみたいものです。
[Gregory]
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