店内には、明治期から大正、昭和30年代までに作られたアンティーク和家具や雑貨類が所狭しと並べられ、その数は常時1500〜2000点。懐かしいちゃぶ台、茶箪笥や和箪笥、食器棚や飾り棚として使用可能な時代本箱、昔はその一部分が冷蔵庫として使われていた水屋箪笥ほか、照明器具や食器類、トランクなどの雑貨類も豊富。
アンティークや古道具好きな人は、見ているだけで相当にテンションがあがります。アンティーク和家具はすべて、隣の工房にて痛みを補修し、色付けやニス塗りが施されてあるので、状態はきわめて良好。購入後すぐに使用することができるにも関わらず、価格が驚くほど良心的なのも、このお店の創業時以来の特徴です。
アンティーク和家具には独特の風情があり、また、ふたつと同じ商品がないことが最大の魅力。使い込まれ、時を経たからこそ醸し出される味わいは、新品の家具には決して見つけられないもの。家具もファストファニチャーが当たり前の時代ですが、気に入ったものを大切に長く使うことの素晴らしさを教えてくれもします。
幾多の持ち主や、時代を超えて、自分のもとにやってきてくれるアンティーク和家具。店内の商品は常に動きがあり、2〜3週間でがらりと変わるので、ちょくちょく覗いてみるのが「出会い」のコツかもしれません。